• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヤママユ麻痺性ペプチドとその置換体によるカイコ休眠卵誘導機構の解析とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 15658017
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用昆虫学
研究機関岩手大学

研究代表者

安 嬰  岩手大学, 農学部, 講師 (50333761)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードヤママユ / AnyParP置換体 / myotropic活性 / NMR / 国際研究者交流 / Galleria mellonella / Apodoptera littoralis / paralytic peptide / myotropic 活性 / Spodoptera littoralis / Paralytic peptide
研究概要

強い活性を有するAny-ParP置換体のスクリーニングを行った。現段階で最も強い活性を有するAny-ParP置換体を作出した。Ala scanning法を用いて、23アミノ酸残基からなるAny-ParPには,E1,N2,F3,C7,19とM12残基が生理活性維持に必要な部位であることを決定した。天然型12番残基のMetをそれぞれLys,ValとGlnに置換し、M12K,M12VとM12QのAny-ParP置換体を合成した。これらの合成ペプチドについて、カイコ休眠卵誘導活性生物検定系統を用いて生物検定した結果、M12K置換体は天然型Any-ParPより約1.2倍高い休眠卵誘導率を示した。
Any-ParPとカイコ休眠ホルモン(DH)の関係を明らかにするため、昆虫休眠卵誘導機構を解明するステップの一環として、Any-ParPとその置換体によるカイコ蛹の休眠ホルモン(DH)濃度変化を調べた。人工飼育上の問題で、蛹の確保ができなく、現在研究進行中です。
潅流条件下で、Any-ParPとその置換体のmyotropic活性の種間における差を比較検討した。Bombyx mori5齢幼虫と蛹を用いて、AnyParPとその置換体のHeartbeat効果をテストし、さらにSpodoptera littoralisおよびGalleria mellonellaと比較検討した。その結果、鱗翅目に属しているこの3種の内でも、AnyParPに対する感受性が大きく異なり、カイコとSpodoptera littoralisがAnyParPに対する高い感受性を持っていることに対し、Galleria mellonellaにおいては、前者より約1000倍も高い濃度が必要であることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 天蚕麻痺性ペプチドによる鱗翅目昆虫の感受性の比較2005

    • 著者名/発表者名
      安 嬰, F.Sehnal
    • 雑誌名

      日本昆虫学会東北支部会報 東北昆虫 37(5月発刊予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] β転移型と天然型麻痺性ペプチドによるカイコ休眠卵の誘導2005

    • 著者名/発表者名
      安 嬰, 出村 誠, 鈴木幸一
    • 雑誌名

      日本昆虫学会東北支部会報 東北昆虫 37(5月発刊予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Active site of AnyParP, a peptide inducing embryonic diapause of Bombyx mori2004

    • 著者名/発表者名
      Y An, M Demura, K Suzuki
    • 雑誌名

      XXII Internationnal Congress of Entomology, Brisbane Australia

      ページ: 109-109

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 天蚕麻痺性ペプチドのアミノ酸残基置換体によるカイコ休眠卵誘導活性の決定2003

    • 著者名/発表者名
      安 嬰, 鈴木幸一
    • 雑誌名

      第47回日本動物昆虫学会大会講演要旨

      ページ: 130-130

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi