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バイオテクノロジーと知的財産権に関する経済分析

研究課題

研究課題/領域番号 15658064
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関筑波大学

研究代表者

茂野 隆一  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (60292512)

研究分担者 氏家 清和  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助手 (30401714)
田口 光弘  農業生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センター, 経営計画部, 研究員 (90391424)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード知的財産権 / 産業組織 / バイオテクノロジー / 研究開発
研究概要

新製品開発が食品産業の競争構造に及ぼす影響について、納豆および牛乳の2産業を例にとり、実証的に分析を行った。
まず納豆産業については、納豆6製品を対象に、吸引力型モデルと呼ばれる市場シェア・モデルを推定し、製品間の交差価格弾力性を求めることにより、国産大豆納豆や有機大豆納豆が、輸入大豆を使用して低価格を売りにした「レギュラー納豆」とどのような競合関係にあるのかについて明らかにした。これらの成果については、「納豆産業における戦略グループ間・グループ内部の競合分析」,『農業経営通信』,「国産原料製品と輸入原料製品との間の競合関係:納豆を事例として」,「吸引力型モデルを用いた交差価格弾力性の推定:納豆を事例として」等の論文で公表した。
一方、牛乳については「おいしい牛乳」と「メグミルク」の2つの新製品を題材に,スキャンパネルデータを用いた牛乳製品の離散選択モデル分析を行った。その結果、牛乳消費において,消費者選好の異質性が存在していることを統計的に確認した。すなわち、4つのクラスの存在を仮定して分析した結果,価格に敏感で探索的傾向が強く消費者の大部分を占めるクラスI(一般層),少数であるが製品の高価格を受容し,購入確率も高いクラスIV(ロイヤル層),および,そのどちらにも属さず,両者の中間的な特徴を示すクラスII・III(中間層)が存在することが明らかになった.さらに,従来のように先見的に何らかの変数を指標とするのではなく,パラメータの推定値と消費者の購入履歴からベイズの定理を用いて消費者のクラス分けが可能であることを示した.これらの成果は、「食品安全問題による個別消費者選好の変化」『日本農業経済学会論文集』において公表した。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2006 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (7件) 図書 (1件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] 吸引力型モデルを用いた交差価格弾力性の推定:納豆を事例として2006

    • 著者名/発表者名
      田口光弘
    • 雑誌名

      日本農業経済学会論文集

      ページ: 223-227

    • NAID

      10017566852

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 食品安全問題による個別消費者選好の変化2006

    • 著者名/発表者名
      氏家清和
    • 雑誌名

      日本農業経済学会論文集

      ページ: 216-222

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 納豆産業における戦略グループ間・グループ内部の競合分析2005

    • 著者名/発表者名
      田口光弘
    • 雑誌名

      農業経営通信 No.225

      ページ: 30-33

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 農業経営の環境変化と農協金融の対応に関する調査2005

    • 著者名/発表者名
      茂野隆一
    • 雑誌名

      農林中金総合研究所「総研レポート」 No.7

      ページ: 45-50

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 国産原料製品と輸入原料製品との間の競合関係:納豆を事例として2005

    • 著者名/発表者名
      田口光弘
    • 雑誌名

      関東東海農業経営研究 96号

      ページ: 46-52

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 中国における良質小麦契約生産の現状と課題2004

    • 著者名/発表者名
      張同林, 茂野隆一
    • 雑誌名

      東北農業経済研究 第22巻第1号

      ページ: 34-43

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 大規模農業経営体の金融に関する調査研究2004

    • 著者名/発表者名
      茂野隆一
    • 雑誌名

      農村金融研究会・調査資料 No.221

      ページ: 28-39

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 肥料産業の展開と産業組織『農業資材産業の展開』(斉藤, 高倉編)2004

    • 著者名/発表者名
      茂野隆一
    • 総ページ数
      498
    • 出版者
      農林統計協会
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 茂野隆一: "食料消費における家事の外部化-需要体系による接近-"生活経済研究. 第19巻. 28-39 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 茂野隆一, 中嶋康博, 他: "「食」の安全性と機能-食品行政に求められる計画と倫理-"東北開発研究. 131号. 77-97 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 茂野隆一: "肥料産業の展開と産業組織 農業資材産業の展開(斉藤, 高倉編)"農林統計協会. 498 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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