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コートタンパク質被覆ミクロカプセル製造技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15658106
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関東京大学

研究代表者

依田 幸司  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20143406)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード輸送小胞 / COPI / COPII
研究概要

昨年度の研究成果として、COPI輸送小胞のコートタンパク質δ-COPと出芽酵母RabファミリーGタンパク質Ypt1が結合することが、in vivo, in vitroで認められ、このことのCOPI輸送小胞形成への関わりを明らかにするために、他の低分子量Gタンパク質についても検討する必要があることが分かった。そこで、出芽酵母の9種類のGタンパク質について、GSTとの融合組換えタンパク質によるδ-COPのpull down実験、およびHAエピトープタグを付けた各Gタンパク質の免疫沈降実験を行なったところ、Ypt11がYpt1よりも強くδ-COPに結合することが分かった。Ypt11は、クラスVミオシンであるMyo2と結合し、出芽時の娘細胞へのミトコンドリアの分配に関与すると報告されている。今回の結果から、Ypt11はδ-COPとの結合を介してCOPI輸送小胞あるいはゴルジ体自体の娘細胞への輸送にも関与する可能性がある。そこで、δ-COPをGFPで標識し細胞内局在を観察した。δ-COPは、野生株とypt11遺伝子欠損株では母細胞及び娘細胞にほぼ均等にゴルジ体様のドットとして観察された。それに対し、GALプロモーターによりYpt11を過剰に誘導発現すると、δ-COPは娘細胞に強く局在するようになり、さらに生育が著しく阻害された。また、ゴルジ体マーカーであるSec7の局在を観察すると、野生株で出芽時に観察されるSec7の娘細胞への極性化が、ypt11遺伝子破壊株、及びMyo2との結合能を失ったYpt11の変異体を導入した株において殆ど見られなかった。以上より、Ypt11がδ-COPとの結合を介して、ゴルジ体の娘細胞への分配・運搬に関与している可能性が強く示唆された。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Localization of GDP-mannose transporter in the Golgi requires retreival to the ER depending on its cytoplasmic tail and coatomer2004

    • 著者名/発表者名
      Masato Abe, Yoichi Noda, Hiroyuki Adachi, Koji Yoda
    • 雑誌名

      Journal of Cell Science 117(23)

      ページ: 5687-5696

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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