研究課題/領域番号 |
15659054
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(共通施設) (2004) 岡崎国立共同研究機構 (2003) |
研究代表者 |
岡村 康司 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (80201987)
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研究分担者 |
高見 英人 海洋科学技術センター, 極限環境生物フロンティアゲノム解析研究グループ, グループリーダー (70359165)
佐藤 主税 産業技術総合研究所, 脳神経情報研究部門, 主任研究員 (00357146)
岩崎 広英 生理学研究所, 脳機能計測センター, 助手 (30342752)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | イオンチャネル / 電圧センサー / 発生 / 膜電位 / ゲノム |
研究概要 |
発生過程での電気的活動の役割を明らかにするための膜電位プローブを遺伝子に基づいて構築する技術を開発することが本研究の目的である。前年度、バクテリアカチオンチャネルを用いた解析から、発現量の多い電位センサータンパクを用いる必要に迫られた。今年度は、昨年度の終わりにゲノム解析から偶然見出した、ホヤ電位センサータンパクの分子特性を明らかにする実験を行った。このタンパクは、電位依存性チャネルの電位センサーを有しながらイオンが通るボア領域を欠き、その代わりにC末端側にガン抑制遺伝子として知られるPTENと相同性の高い酵素ドメインを有する新規分子である。ツメガエル卵母細胞への発現系を用いて、この分子がPIP3の燐酸を脱リン酸化する酵素活性を有すること、またその酵素活性が膜電位に依存して変化することを見出した。この分子は、電位センサーがイオン通路以外の機構を制御する始めての例となり、従来イオンチャネルのみに重点が置かれて研究されてきた膜電位変化の役割を、広い立場から捉えなおすための新たな分子レベルでの視点を提供する(日本生理学会発表、Nature改訂中、特許申請中)。
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