研究課題/領域番号 |
15659228
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松岡 雅雄 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (10244138)
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研究分担者 |
児玉 栄一 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (50271151)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ヘルペスウイルス / リン酸化 / 抗ウイルス剤 / DNAメチル化 |
研究概要 |
内在性thymidine kinase(TK)欠損細胞株であるヒト骨肉腫細胞株143BにEBV-TK,KSHV-TK、ヒトTK遺伝子を発現させ、この細胞株に様々な核酸化合物を添加しMTTアッセイで細胞傷害作用を確認することによりTKでリン酸化される化合物をスクリーニングした。核酸系化合物をスクリーニングすることによりEBV-TK,KSHV-TK特異的に阻害効果を有する化合物を同定した.EBV-TK発現細胞株に対するEC50は0.049μg/mlであり、KSHV-TK発現細胞株に対するEC50は0.64μg/mlであった。EBV感染細胞株RPMI8866を用いてDNAメチル化阻害剤である5-aza-deoxy-cytidine (5-azaCdR)、Histone deacethylase阻害剤であるTrichostatin A(TSA)、butylateで処理することによって化合物に対する感受性の亢進を認めた。またEBV初感染により引き起こされるChronic EBV infectionに対する治療効果を確認するために末梢血リンパ球にB958より分離したEBVを感染させる系に薬剤を加え、その抑制効果を解析した。本化合物を加えることによりMTTアッセイで細胞数の減少を認め、primary infectionに対しても有効である可能性が示唆された。
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