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放射光X線検査用機能診断薬の創製

研究課題

研究課題/領域番号 15659283
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

石川 演美  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (10026932)

研究分担者 鹿野 直人  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助手 (80295435)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード放射光 / 人工アミノ酸 / 分子イメージング / X線検査 / 機能診断 / 非生体構成元素 / 4-Br-L-phenylalanine / 蛍光X線
研究概要

核医学検査や核磁気共鳴による検査でしか得られなかった生体の機能情報をX線検査で得ようとする新たな分子イメージングのための薬剤開発を目的とし,安定同位元素を高感度に検出できる放射光X線検査である蛍光X線CTを念頭において,非生体構成元素(ヘテロ元素)導入型人工アミノ酸化合物の開発に着手した。
平成15年度は,4-Br-L-phenylalanine(Br-Phe)を満たしたキャピラリ状ファントムの走査によって,最小検出能及び空間分解能の向上には,SSDに混入する散乱X線の低減が必要であることが明らかになった。
(1)撮像系おけるパラメータの検討
最小検出能及び空間分解能は,入射X線断面積,被写体-検出器間距離,コリメータ形状等のパラメータに依存する。そこで,パラメータの種々の組み合わせについて,実際に蒸留水と1mMのBr-Phe溶液に単色X線を照射し,計数実験を行い,最適なパラメータを検討した。そのパラメータでキャピラリ状ファントムを走査した結果,最小検出能及び空間分解能が向上したことが確認できた。
(2)アクリルファントム撮像
最小検出能,定量性及び均一性を評価するために,Br-Phe(1,10,50,100,200,500,1000μM)を封入したアクリル製の板状ファントム(37×37×5mm^3)を撮像した。その結果,Br-Phe濃度とカウントとの間には良好な直線関係が見られた。カウント値からBr-Phe濃度が推定でき,本システムにより,定量解析が可能と考えられる。撮像したファントムのBr-Phe領域のカウントは,6543±613で,不均一性は9.4%であり,最小検出濃度は40μMであった。
(3)担癌マウス切片撮像
ヒト大腸癌株化細胞を移植したマウスに10mMのBr-Pheを静注15分後に屠殺し,ホルマリン固定した後,約3mmの切片を作製し,撮像した。その画像において,腫瘍部位に集積した臭素の2次元的空間分布像が得られた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 臭素標識化合物による癌の放射光蛍光X線イメージング2004

    • 著者名/発表者名
      小谷高志, 森浩一, 中島修一, 石川演美, 鹿野直人
    • 雑誌名

      第3回21世紀連合シンポジウム-科学技術と人間-抄録集 3

      ページ: 33-34

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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