研究課題/領域番号 |
15659310
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大橋 俊夫 国立大学法人信州大学, 医学部, 教授 (80020832)
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研究分担者 |
伊古美 文隆 国立大学法人信州大学, 医学部, 助教授 (50262704)
水野 理介 国立大学法人信州大学, 医学部, 講師 (30273080)
河合 佳子 国立大学法人信州大学, 医学部, 助手 (10362112)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | lymphatic endothelial cells / culture / adhesion molecules / lymph angiogenesis / lymphatic metastasis / sentinel lymph node / intalvital microscope / hypoxia / tumor microcirculation / PO_2 in the lymph / pH in the lymph / limph angiogenesis / limphatic metastasis / lymph node |
研究概要 |
リンパ管内皮細胞に発現する細胞接着因子の解明と腫瘍細胞との相互作用を解析した。 1.ラット、マウス胸管ならびに末梢の集合リンパ管におけるリンパ管内皮細胞の培養システムを確立した。 2.培養リンパ管内皮細胞に発現する接着因子をcadherin、selectin、immunoglobulin、superfamily等ごとに分子生物学ならびに免疫組織化学的手法を用いて体系的に解析し、生理的状態でリンパ管内皮細胞にE-selectinが特異的に発現していることを見い出した。さらに炎症性サイトカインTWFαやIL-1β刺激でその接着因子の発現は特異的に増強することを発見した。 3.腫瘍細胞、活性化マクロファー一ジ、Tリンパ球ならびにNK細胞と上記2で解析した細胞接着因子との相互作用とリンパ動態に及ぼす影響を摘出リンパ節標本の生体顕微鏡システムを用いて解析した。その結果、生体内でリンパ管内皮細胞と自家リンパ球の接着に流れ因子の影響がきわめて強いことを見い出した。 4.以上の結果を基に、現在ヒト胃癌細胞の悪性株とリンパ管内皮細胞の間に特異的に発現している接着因子を探査し、その接着因子のクローニングを開始し、予備実験レベルで新規接着因子の関与を示唆する知見を得ている。
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