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顆粒球コロニー刺激因子による動員幹細胞の体内動態制御と肝臓の組織修復促進の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15659314
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関広島大学

研究代表者

板本 敏行  広島大学, 病院, 講師 (50294575)

研究分担者 速水 啓介  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (50363049)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード肝再生 / G-CSF / NK細胞 / IL-12 / IFN-gamma / MMP-9 / 組織修復 / 肝免疫 / 肝切除 / IFN-γ / 幹細胞動員
研究概要

平成15年度および平成16年度の研究計画として提出した下記項目の進行状況を報告する。
1.肝部分切除後急性期の組織修復環境に与えるrhG-CSFの影響を、残存肝内の免疫環境(NK細胞の活性と分布、およびサイトカイン産生パターン)をモニタすることで検討した。細かな手術操作が可能なラット(F344/DuCrj)を実験動物として用いて肝の部分切除手術を行い、残存肝の再生程度の評価を3H-thymidinを用いた生体内でのDNA合成速度を比較したところrhG-CSFによる有意な改善がみられた。残存肝から組織サンプルを採取し、肝類洞NK細胞の活性を検討したがrhG-CSFによる変化は検出できなかった。免疫組織染色法によりNK細胞の分布をみると、rhG-CSFにより肝内NK細胞の数が半減していることを発見した。サイトカイン環境のうちで炎症性サイトカインや増殖因子に対するrhG-CSFの影響はほとんど認められなかったのに対し、免疫サイトカイン(特に、IL-12,IFN-gamma)の低下と細胞外マトリックス分解酵素のMMP-9の発現亢進が検出された。これらの結果から、rhG-CSFの作用は肝NK細胞の肝外移動促進による新しい機序に基づくと考えた。論文投稿中である。
2.動員幹細胞実験については、研究期間中に動物供給施設の感染事故が生じ中断せざるを得ず、まとまった結果を得ていない。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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