研究課題/領域番号 |
15659368
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
三條 芳光 (三条 芳光) 浜松医科大学, 医学部付属病院, 助手 (40115481)
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研究分担者 |
佐藤 重仁 浜松医科大学, 医学部, 教授 (30143176)
白石 義人 浜松医科大学, 医学部付属病院, 助教授 (00135253)
牧野 洋 浜松医科大学, 医学部, リサーチアシスタント (10397408)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ステレオ聴診 / 心音 / 電子聴診器 / 音声可視化 / カラー三次元可視化 / SEF / RMS / 食道挿管 / 呼吸音 / ファインクラックル / FFT / 心臓手術 / 聴診器 / FFT解析 / 雑音除去 / マイク / 低音再生 |
研究概要 |
1.装置改良について 2channe1化:今回、我々はビジュアル聴診器を改良し、同時に2カ所の生体音をステレオ聴診することを可能にした(VisiStetho-dual)。これにより、後述する食道挿管を検出する応用観察を行った。 解析機能の実現:医療データでは一般的な、以下の周波数解析演算パラメータの演算を可能にし、アカデミック研究に耐えるよう改良した。パラメーターは以下の4種である、Root Mean Square(RMS)、Spectral edge frequency 90%(SF)、Median frequency 50%(MF)、Peak power frequency(PF)。また、周波数で表される解析結果について、表示を工夫し、当該周波数をX軸、その周波数医成分の総パワーZ軸にして線表現し、前年度来の3次元音声画像に重畳することにより、皺曲線様の表示を実現した。 巻き戻し再生機能:これを実現し、教育用途、研究用途での使い勝手を向上させた。 2.臨床応用(2チャンネル同時表示による食道内挿管の検出) 方法:予定手術にて全身麻酔を受ける患者50名を対象とし、聴診器センサーを右腋下中線上と、胃部に置き2channelにて聴診音を観察した。上級医の指導下に、研修医が挿管した。観察者は、気管挿管時、リアルタイムに胸及び胃の音が作り出す波形をVisiStetho-dualを用いて観察した。 結果:研究期間中に4件の食道挿管が発生した(4/50)。全症例で、気管挿管・食道挿管を検知する事ができた。Sensitivity 100%、Specificity 100%、Positive predictive value 100%,Negative Predictive Value 100%。 考察:三次元可視化された典型的な呼吸音と胃の音を目で見る事は、ETTの位置を診断する能力を上げる事が期待できる。
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