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GFPによるラットオピオイド受容体のリアルタイムでの可視化

研究課題

研究課題/領域番号 15659375
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

溝部 俊樹  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (50239266)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードラット / オピオイド / GFP / リアルタイム / 脱感作 / desensitization / オピオイド受容体 / リアルタイムイメージング
研究概要

平成15年度に作成した3種(δ,κ,μ)のラットオピオイド受容体(ROR)とGFPとの融合遺伝子(ROR-GFP)を用いて以下の実験を行った。
RORとROR-GFPをCOS細胞にDEAE-Dextran法でtransient transfectionし、得られた細胞膜を用いて3H-diprenorphineによるbinding isothermを行った。得られたROR-GFPのKd値は、3つのサブタイプともに、wild typeと有意差を認めず、ROR-GFPはwild typeと同様に、正常に機能していることがわかった。
さらに、ROR-GFPをlipofectin法でHEK293細胞にtransient transfectionし、一過性に発現させ、生きている細胞をconfocal laser scan microscopyを用いて観察した。ROR-GFPはそのほとんどが細胞膜上に一様に分布していたが、サブタイプによる分布の違いが認められた。すなわち、δ subtypeは最も細胞膜上の分布が著しく、μ subtypeは細胞膜上だけでなく細胞質、特に核周囲にも多く分布しており、κ subtypeはその中間的分布を示した。
以上、本実験において、ラットオピオイド受容体の分布を、生きている細胞でリアルタイムに観察することに成功した。なお、本研究の結果は、本年6月に神戸にて開催される第52回日本麻酔科学会学術集会において発表する予定である。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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