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アンドロゲン依存性コレステロール合成系酵素DHCR24の前立腺癌における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15659379
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関京都大学

研究代表者

伊藤 哲之  京都大学, 医学研究科, 助手 (70343225)

研究分担者 小川 修  京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)
中村 英二郎  京都大学, 医学研究科, 助手 (90293878)
賀本 敏行  京都大学, 医学研究科, 助教授 (00281098)
高橋 毅  京都大学, 医学研究科, 助手 (30362487)
清川 岳彦  京都大学, 医学研究科, 助手 (40343230)
羽渕 友則  秋田大学, 医学研究科, 教授 (00293861)
木下 秀文  京都大学, 医学研究科, 講師 (30324635)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード前立腺癌 / コレステロール / Seladin1 / DHCR24 / 酸化ストレス / アポトーシス / アンドロゲン
研究概要

(目的)マイクロアレイ解析より同定したアンドロゲン依存性前立腺癌関連遺伝子Seladin-1/DHCR24はアルツハイマー病患者側頭葉で発現低下しており、酸化ストレスによるアポトーシツからの細胞保護機能を指摘されている。またコレステロール生合成系経路の酵素遺伝子のひとつでもある。本研究ではSeladin-1/DHCR24の発現、機能解析を行った。
(方法と結果)Seladin-1/DHCR24はアンドロゲン依存性前立腺癌細胞株(LNCaP)においてmRNA、蛋白質ともにアンドロゲン依存性に発現誘導されていた。またSeladin-1/DHCR24を高発現した安定LNCaP細胞株を樹立し、Seladin-1/DHCR24の細胞内局在を検索したところ、主に小胞体に局在しており、一部核にも発現していた。高発現LNCaP細胞株と親株とで過酸化水素水を用いた酸化ストレス刺激に対する反応性(主にアポトーシス)を比較したが、明らかな差異を見出せなかった。1997年から2001年までに京都大学で根治的手術を施行した80例前立腺癌患者のホルマリン固定パラフィンブロックを用いて、約320スポットの前立腺癌組織マイクロアレイを作製し、これを用いたin vivoでのSeladin-1/DHCR24の発現を免疫組織化学染色法にて解析をした。Seladin-1/DHCR24は腺管内腔上皮細胞に主に発現しており、一部間質細胞にも発現していた。一方腺管の基底細胞には発現していなかった。しかし、癌と正常とのあきらかな差異は見出せなかった。
(考察)Seladin-1/DHCR24は前立腺癌細胞においてアンドロゲン下流遺伝子であることは疑いない。最近癌抑制遺伝子としての機能を示唆する所見もでており、本質的機能については今後の課題である。(760字)

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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