研究課題/領域番号 |
15659449
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古川 惣平 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80173524)
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研究分担者 |
村上 秀明 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (00263301)
柿本 直也 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50324794)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 舌癌 / 小線源治療 / 超音波 / 線量分布 |
研究概要 |
悪性腫瘍に対する放射線治療の中で、腫瘍に対し的確に放射線を照射し、より良い線量分布を得ることは非常に重要なことである。小線源治療においては、的確な線源配置こそが最もよい線量分布を得る要素である。従来の小線源治療では、線源配置は術者の経験に依存する割合が高かった。そこで、超音波ガイド下で線源を腫瘍に対し的確に配置するシステムを構築することを目的とした。まずは、超音波画像を元に線源の配置や線量分布図を作成するソフトを開発した。本線量分布計算ソフトでは、超音波画像上の腫瘍の位置をマークし、線源の本数を決定することで、腫瘍に対する最適な線量分布を得るように線源の配置を決定させるようプログラムを組んだ。リアルタイムに表示させるにはその計算速度も重要な要素であるが、線源8本の計算時間でも60秒以下の速度を得た。また、線量分布図だけでなくDose-Volume Histogramも表示できるようにした。超音波プローブの固定具の作成は、再現性の問題が指摘され臨床使用はできなかった。ただ、線源配置は順次行われていく物で、その都度超音波画像を得ることで、その時点での最適な線源配置を計算することが可能になり、その再現性に関しては不必要であった。本法を用いた線源配置により、従来より良好な線量分布をもった線源配置を高い確率で得ることが可能になった。ただし、あくまでも本システムはコンピューター上の計算であり、その計算通りに線源配置できる経験も必要であることがわかった。
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