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高齢者の歯科治療における最適時間帯を探る

研究課題

研究課題/領域番号 15659460
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

玉澤 佳純  東北大学, 病院, 講師 (10124603)

研究分担者 菊池 雅彦  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (60195211)
服部 佳功  東北大学, 病院・講師 (40238035)
佐藤 智昭  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50312591)
玉澤 かほる  東北大学, 病院・講師 (00124602)
渡辺 誠  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80091768)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード高齢者 / 歯科治療 / 治療時間 / 最適時間帯 / 全身疾患 / バイタルサイン / 服用薬 / 睡眠時間 / 血圧
研究概要

本研究は,高齢者の歯科治療における最適時間帯を探ることを目的として,当病院の来院患者のうち,65歳以上の患者を対象として,平成15年度20名,平成16年度80名,合計100名を対象として,歯科治療の希望時間帯,全身疾患の有無,服用薬,睡眠時間,体調の悪い時間帯などについてアンケート調査を行い,さらに,バイタルサイン(血圧,脈拍,呼吸数,体温,動脈血酸素飽和度)についても測定した.また,平成16年度では,コントロール群として,20歳代の学生100名についても,同様のアンケート調査を行った.その結果,次のような傾向が示された.
1.歯科治療の希望時間帯
複数回答を可としたため,延べ人数が143名となったが,午前10時〜11時が最も多く(60名),次いで11時〜12時(26名),9時〜10時(18名)の順であった.午後を希望する人も33名いたが,午前中を希望する人が延べ人数の73%を占め,圧倒的に多かった。それに対し,若年者は午前中に集中することなしに,一日中広く分布していた.さらに,いつでも良いという人も33名いて,高齢者(6名)と比較して多かった.
2.体調の良し悪し
起床直後(26名)と昼食後から夕方にかけて(17名),体調不良を訴える人がいた.起床直後は頭が重い,何もしたくないなどの症状が多く,昼食後から夕方にかけては,疲れが出て,眠くなったり,横になって休む人が見られた.これに対し,若年者でも,起床直後の体調不良を訴える人が数名いた.
3.昼寝:昼食後,昼寝をする人が22名いた.その時間帯は午後2時にピークがあり(8名),11時〜17時に広く分布していた.若年者の場合は,昼寝の習慣はほとんどなかった.
4.治療時間の長さ:30分〜1時間が最も多く(56名),次いで30分以内(20名),1時間〜1時間30分(15名)の順に多かった.治療時間は何時間でもという人も4名いたが,2時間以上を希望する人は1名のみであった。これに対し,若年者では30分以内が44名で最も多く,次いで30分〜1時間の41名,1時間〜1時間30分が8名であった.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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