研究課題/領域番号 |
15659524
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
田中 佳代 久留米大学, 医学部, 講師 (10289499)
|
研究分担者 |
中嶋 カツヱ 久留米大学, 医学部, 助教授 (10279234)
堀 大蔵 久留米大学, 医学部, 助教授 (80157049)
林 秀樹 久留米大学, 医学部, 講師 (50238119)
和崎 陽子 久留米大学, 医学部, 助手 (70421302)
溝口 全子 久留米大学, 医学部, 講師 (10284639)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 1型糖尿病女性 / リプロダクティブヘルス / リプロダクティブ・ヘルス / プリシード・プロシードモデル / フォーカスグループインタビュー |
研究概要 |
本研究は1型糖尿病女性のリプロダクティブヘルス(以下リプロヘルス)に関わる問題の構造化を行い、それを基に援助システムを考案することを目的に実施した。 1.1型糖尿病女性のリプロヘルスに関わる問題の構造化 平成16年度の実態調査を基に患者会組織、1型糖尿病女性に関わる医師・看護職者と意見交換を実施し、下記の課題が強調して抽出された。 (1)1型糖尿病女性と医療従事者のより良い関係性の形成(2)家族への支援の必要性(3)看護職者が医師と連携しリプロヘルスに関する支援を提供できるシステムの設立(4)看護職者の糖尿病とリプロヘルスに関する意識と知識の向上 2.1型糖尿病女性のリプロヘルスに対する支援システムの考案 問題の構造を基に検討し、以下の支援策とその具体案が考案された。 支援1 1型糖尿病女性のリプロヘルスに対するセルフケア能力を高める (1)地域・糖尿病サマーキャンプ・外来での産婦人科医・助産師による糖尿病教室の開催(2)看護職者による相談窓口の設置(3)1型糖尿病の出産経験者による情報提供(4)リプロヘルスに対する支援マニュアルの作成 支援2 1型糖尿病女性の子供を持つことへの心理・身体・社会的困難性を軽減する (1)出産経験者との交流会の開催(2)糖尿病サマーキャンプでの1型糖尿病の学生ボランティアによるグループ討議の開催(3)家族への支援:医療専門職による知識の提供・1糖尿病女性の家族によるグループ討議の開催(4)1型糖尿病女性の妊娠・出産に対する医療機関の連携システムの整備 支援3 1型糖尿病女性のリプロヘルスに関わる環境を整備する (1)医療従事者の意識の啓蒙(2)看護職者の1型糖尿病・リプロヘルスに対する知識の習得(3)患者会と医療従事者の意見・情報交換の為の連携システムの整備 *以上の支援策の実施には学会、患者会より働きかける 3.成果発表:第10回日本糖尿病教育・看護学会、第46回日本母性衛生学会、第21回日本糖尿病・妊娠学会:研究奨励賞受賞
|