研究課題/領域番号 |
15659533
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
黒田 裕子 北里大学, 看護学部, 教授 (90234616)
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研究分担者 |
城戸 滋里 北里大学, 看護学部, 助教授 (20224991)
平尾 百合子 北里大学, 看護学部, 講師 (50300421)
脇坂 浩 北里大学, 看護学部, 助手 (80365189)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 生活習慣病予防行動 / 血圧脈波測定 / 動脈硬化 / 中年期 / 健常者 / 血圧脈波測定の効果 / 実験 / 中年 / 尺度開発 / 生活習慣予防行動 |
研究概要 |
本研究で前年度作成した33項目から成る生活習慣病予防行動尺度(以下、尺度と略す)の信頼性は、関東地区の1企業に勤務する中高年50名の分析結果から、内的一貫性を示すクロンバックα係数.089と信頼性が保持され本調査に使用した。本調査は、2005年12月〜2006年2月にかけて実施した。測定に同意の得られた対象者38名に対して、血圧脈波検査装置フォルム(日本コーリン株式会社ATカンパニーBP-203RPE II)を用いて左右ABI値(Ankle Brachial Index、アテローム性動脈硬化による狭窄と閉塞を診断する指標)及び左右PWV値(脈波伝播速度)を測定した。この測定前後に、前述の尺度の回答を求めた。測定後は5日間以上あけて回答してもらうようにした。結果、対象者38名は35歳〜59歳の年齢範囲、平均年齢41.4歳(SD=6.1)であった。右ABI値は、0.99〜1.27の範囲で平均は1.10(SD=0.07)、左ABI値は、0.93〜1.28の範囲で平均は1.08(SD=0.08)、右PWV値は、845〜1675の範囲で平均は1174.4(SD=185.8)、左PWV値は、874〜1786の範囲で平均は1197.2(SD=183.6)であった。ABI値は0.9以下が下肢閉塞性動脈硬化症の疑いがあり低値ほど動脈硬化が高いが、今回の対象者の中には0.9以下はいなかった。しかし境界線の者があり生活習慣病予防行動の指導を行った。PWV値は値が大きいほど血管壁が硬い。ほとんどは正常範囲であったが境界の者もあり同様に指導した。これら左右ABI値及び左右PWV値と対象者のデモグラフィック変数との相関及び一元配置分散分析を行った。有意な相関があったのは、年齢と右ABI値、体重及び身長と左右PWV値であり、他有意な相関や有意差はなかった。年齢が高いほど右ABI値が有意に高く、今回の対象者では年齢が高いほど動脈硬化度は低い結果となった。体重及び身長が高値ほど左右PWV値も有意に高く血管壁が硬いことを示した。一方、測定前後の尺度全合計得点と左右ABI値及び左右PWV値の相関をみたところ、右ABI値と有意な相関を示した。即ち、生活習慣病予防行動がとれているものほど右ABI値も高く動脈硬化度が低かった。さらに測定前後の尺度合計得点は、相関係数r=0.938とほとんど同様の効果を示し前後で有意差はなかった。今回は対照群を設定できなかったこと、倫理的な問題もあり対象者数を確保できなかったことが課題とされた。
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