配分額 *注記 |
23,530千円 (直接経費: 18,100千円、間接経費: 5,430千円)
2005年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2004年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2003年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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研究概要 |
本研究では,日常的な環境における人間の自然な生活行動を,長期間にわたって時間的・空間的にシームレスに計測,記録し,様々な側面から行動を基軸に検索できるデータベースの実現を目的とした.そのために必要不可欠となる環境型と携帯型を組み合わせた並列分散のネットワークセンシングシステムの構成法を確立することを目指した.室内の人の位置・姿勢情報,モノの操作情報,生理情報などを,床やセンサ,家具などに埋め込んだ環境型センサなどで,常時365日センシングし・データベースとして蓄積することにより,長期的な生活状態の傾向を得,そこから人の行動状況と動作・運動・生理情報との関係を抽出することがポイントであった.最終期間にあたっては,分散配置されたセンサについて機能ごとのモジュール化を行ない,それぞれについて独立して自律的に動作するようマイクロコントローラを割り付け,分散オブジェクト実行環境を実現した.具体的には,JavaとJavaのスクリプト化ユニットのリモートオブジェクト実行機能を実装し,計測処理,蓄積記録の多種の要求が統一的に処理できるように構成した.そのため,従来文書情報を想定してデザインされたリモートメソッドコール用プロトコルを低レベル部からセンサ情報通信処理に合うように分散ネット管理システム開発環境で再設計し,各コントローラで実装した.また,常時365日計測蓄積できるようになる人間の運動・動作情報につき,生理的情報や行為情報との対応関係を行動情報分析処理装置で解析することにより,人の癖や行動の予兆検知をできるようにした.抽出アルゴリズム構築として,蓄積情報の高速検索装置とその情報提示機能,時系列要約提示機能などを作成した.
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