研究課題/領域番号 |
15687004
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 同志社女子大学 (2005) 大阪大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
和田 戈虹 (孫 戈虹) 同志社女子大学, 薬学部, 助教授 (00314427)
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研究分担者 |
田畑 裕幸 同志社女子大学, 薬学部, 助手 (70378785)
川村 暢幸 同志社女子大学, 薬学部, 助手 (30411086)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
23,270千円 (直接経費: 17,900千円、間接経費: 5,370千円)
2005年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2004年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2003年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | V-ATPase / 破骨細胞 / endocytosis / renal acidosis / 酸性環境 / 液胞型ATPase / サブユニット・イソフォーム / 組織特異性 / 遺伝子破壊マウス / 液胞型プロトンATPase / 腎アシドーシス / シナプス小胞 / アクロソーム |
研究概要 |
動物個体には多彩な酸性環境(オルガネラ、コンパートメント)が存在している。細胞内においては、細胞内膜系のオルガネラ、すなわち、ゴルジ体、エンドソーム、リソソームなどの内部は酸性に保たれている。個体レベルでは、骨吸収窩、尿細管、膀胱、輸精管などの内腔も酸性である。細胞の内外に形成されている酸性環境は、タンパク質分解、小胞輸送をはじめ、免疫・神経機能、骨代謝、イオン恒常維持などに重要な役割を果たしている。酸性環境の異常は骨粗鬆症、大理石病、ガン転移、感音性難聴、腎アシドーシス、不妊症など様々な疾病と密接に関連している。今年度は、腎臓および内分泌における液胞型ATPase(V-ATPase)の生理機能を中心に解析を行った。私たちはサブユニット・イソフォームによってV-ATPaseが細胞あるいは組織特異的な局在を示すことを明らかにした.同時に,特定なオルガネラ膜に特異的な膜タンパク質を複数同定してきた.さらに,リソソーム局在型a3イソフォームが,V-ATPase複合体のまま,細胞形質膜に局在を変化する「リソソームの分泌」と言うべき現象を発見した.これは,極めて興味深い研究成果であり,破骨細胞などの機能を解明する上で重要な知見である.これらの研究成果はNature Cell Biologyをはじめ、複数報の論文に発表した。
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