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暗号核技術の結合・分割機能とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700005
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報学基礎
研究機関筑波大学 (2004-2005)
東北大学 (2003)

研究代表者

満保 雅浩  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (60251972)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード暗号・認証等 / 推移署名方式 / 有向グラフ / 推移閉包 / 結合処理 / 代数構造 / 離散対数問題 / 適応的選択文書攻撃 / 存在的偽造不可能
研究概要

本研究では,暗号方式やディジタル署名方式などの暗号核技術における結合機能や分割機能について考察を行っており、本年度は、暗号方式における結合機能と、暗号方式とディジタル署名方式の混在方式について以下のような検討を行った。まず、暗号方式における結合機能については、RSA暗号に代表されるように、準同型性を直接利用することにより乗算型の演算を実現するものが知られていたが、結合の仕方としては、乗算型に限らず、連結型や加算型など、乗算型以外の結合のさせ方が存在するため、これらの方法について検討を行った。また、準同型性を利用した暗号方式自体については、要素数が2となる有限体に関する代数的準同型性を有する暗号方式の効率的な構成方法、ならびに、準同型性を利用して計算可能となる問題のクラスに関して検討を行った。一方、暗号方式とディジタル署名方式の混在方式については、暗号文のメッセージにディジタル署名を含めた、ディジタル署名を秘匿した方式において検討を行った。暗号方式とディジタル署名方式の両方の機能を効率的に実現する試みは、サインクリプションと呼ばれる方式などにおいて既に行われていたが、ディジタル署名や暗号文の結合や分割の機能までは提供していなかったため、暗号方式の準同型性を活用しながら、秘匿されたディジタル署名の結合・分割機能について考察を行った。また、ディジタル署名の検証機能に、第三者に検証させる機能やディジタル署名以外のメッセージを入手する前に検証させる機能を加える方法についても検討を行った。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 笹邊俊介, 磯辺秀司, 満保雅浩, 静谷啓樹: "有効グラフに対する推移署名方式の構成法"電子情報通信学会技術研究報告. 103・711. 155-160 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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