研究課題/領域番号 |
15700035
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
吉岡 廉太郎 会津大学, コンピュータ理工学部, 講師 (00360008)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | コンパイラ / 自己説明型コンポーネント / フィルム言語 / テンプレート |
研究概要 |
アルゴリズムレベルでのプログラム記述を可能とするフィルム言語による記述からプログラムを自動生成するのに必要なコンパイラ技術の研究について、本年度は、テンプレート・プログラムの構成の一部変更、コンパイラの試作、フィルム言語による記述とコンパイル結果の関係を表示するためのIntegrated Viewの試作を行った。 フィルム言語からプログラムを自動生成するための要がテンプレート・プログラムであるが、昨年度までの実験結果に基づきテンプレート・プログラムの構成を一部変更したため、それに伴い、これまでに作成したテンプレート・プログラムを修正した。この新しいテンプレート・プログラムを用いてコンパイラを試作した。昨年度に開発したエディターを用いて指定のデータ構造にschemeとsceneを選択すると、対応するテンプレート・プログラムが選択され、必要なパラメータが調整される仕組みである。このように生成されたプログラムをそのままの形で通常のコンパイラでコンパイルした場合にエラーを発生することはないが、ユーザーが手動で加えた変更や追加した計算式がエラーを発生する場合がある。その時は、そのエラーをフィルム言語の中で表示する必要がある。そこで、通常のコンパイラが発生するエラー・メッセージを解析しフィルム言語上でそのエラーを表示するためのユーザー・インタフェースを作成した。このインタフェースは、フィルム言語が表すアルゴリズムの骨格とプログラム内で用いる計算式等を統合して表示することで、コンパイラが発生したエラーをフィルム言語と関連づけて表示することを可能にしている。 これらの成果は、現在開発中のフィルム言語に基づく新しいプログラミング環境に今後実装する予定である。
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