研究課題/領域番号 |
15700074
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
木村 啓二 早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (50318771)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 計算機アーキテクチャ / 並列計算機 / コンパイラ |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続きソフトウェア協調動作型チップマルチプロセッサ用のデータローカリティ最適化およびデータ転送最適化に関する研究を行なった。本研究では、データを共有するタスク群に着目し、プロセッサコアローカルなキャッシュやローカルメモリのサイズを考慮してこれらのタスクを分割し各プロセッサコアに割り当て、キャッシュやローカルメモリの有効利用を図る。さらに、残存するデータ転送を、プロセッサコアに割り当てたタスクとオーバラップして行うことにより、データ転送オーバヘッドの隠蔽を図る。具体的には、MPEG2エンコーデイング処理やJPEG2000エンコーディング処理などのマルチメディアデプリケーションをターゲットとして、これらのアプリケーションに自動的にデータローカリティ最適化とデータ転送最適化手法を適用し、チップマルチプロセッサ上で効率よく動作させるためのソフトウェア・ハードウェア協調動作技術の開発とその評価を行なった。評価の結果、とりわけMPEG2エンコーディング処理では動作周波数400MHz時で逐次実行に対し8プロセッサ使用時で7.97倍、動作周波数2.8GHz時で逐次実行に対し8プロセッサ使用時で6.54倍の速度向上率を得られることが確認できた。MPEG2エンコーディングプログラムに対する本データローカリティ最適化およびデータ転送最適化は、自動並列化コンパイラによりほぼ自動的に行われる。より多くのアプリケーションに対して本手法を自動的に適用し対象アプリケーションを拡大することは今後の課題である。
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