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道具の形状および使用時の触覚感を利用する道具型入力インタフェースの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700095
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関立命館大学

研究代表者

木村 朝子  立命館大学, 情報理工学部, 助教授 (20324832)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードメタファ / アフォーダンス / 触覚インタフェース / 実世界指向インタフェース / ユビキタスコンピューティング / 道具 / データ転送
研究概要

操作デバイスの形状を日頃使い慣れた道具の形にすることで,その道具に対するユーザの過去の使用経験を利用し(メタファ),操作デバイスの使い方をよりスムーズに理解することが可能となると考えられる.そこで,本研究では道具の形状をした入出力デバイスシステムとその操作環境を構築し,その有用性,道具型入力インタフェースにおける触覚提示の効果などについて調査することを目的とする.
最終度は,以下の研究を行い,対外発表を行った.
・道具の形状および使用時の触感を利用する道具型入力インタフェースにおいて,どの程度現実に即した触覚が必要なのか,触覚のリアリティとユーザの操作感覚との関係について調査した.具体的には,現実に近い重力感,実物の触覚を連想できる衝撃感といった触覚,振動のような実物を連想しない信号的な触覚を提示し,どの程度リアリティのある触覚を提示する場合に,データを道具型入力インタフェースに取り込んだ瞬間,およびデータがインタフェースに入っている状態を,自然に知覚することができるのかを調査した.
・道具型入力インタフェースに触覚を付加することの有効性を評価する実験を行った.操作内容に即した触覚が提示されることで,初めて利用するユーザがその形状・触覚ゆえにインタフェースに興味を持ち,ユーザ自身の過去の経験を当てはめながら試行錯誤することを確認した.
・一方,携帯端末のような一般的な携帯機器の操作に,現実のメタファを利用した触覚を適用する試みを行った.姿勢入力と現実触覚提示を組み合わせたインタフェースを構築し,ユーザが端末を傾けると,画面上に表示されているデータがスクロールされ,データが端に達したときに「衝突感」を提示し,データが携帯端末の壁に当たってそれ以上進まないことを,ユーザが触覚として実感できるようにした.

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2006 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (8件) 文献書誌 (4件)

  • [雑誌論文] ジェスチャ操作を活用する広視野電子作業空間の設計と実装2006

    • 著者名/発表者名
      木村朝子, 柴田史久, 鶴田剛史, 酒井理生, 鬼柳牧子, 田村秀行
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol.47, No.4(採録決定)

    • NAID

      110004734730

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 姿勢入力を有するモバイル端末のための触覚提示2005

    • 著者名/発表者名
      竹原裕輔, 木村朝子, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      第13回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2005)論文集

      ページ: 127-128

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ジェスチャ操作を活用する広視野電子作業空間(3)〜データの3D配置と実物体の利用2005

    • 著者名/発表者名
      鬼柳牧子, 木村朝子, 柴田史久, 田村秀行
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2005年総合大会

      ページ: 268-268

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 広視野電子作業空間に関する考察とシステム試作〜マイノリティ・リポート型I/Fとその発展形2005

    • 著者名/発表者名
      木村朝子, 鶴田剛史, 酒井理生, 鬼柳牧子, 柴田史久, 田村秀行
    • 雑誌名

      インタラクション2005論文集

      ページ: 143-150

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 複合現実型触覚インタフェースと道具のメタファ2005

    • 著者名/発表者名
      竹原裕輔, 木村朝子, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      信学技法 Vol.104 No.632

      ページ: 25-30

    • NAID

      110003273461

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 触覚フィードバックを付加したMR型道具インタフェース2004

    • 著者名/発表者名
      竹原裕輔, 木村朝子, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      電子情報通信学会総合大会講演論文集(基礎・境界)CD-ROM予稿集

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 道具のメタファを利用した複合現実型触覚インタフェース2004

    • 著者名/発表者名
      竹原裕輔, 木村朝子, 佐藤宏介
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェースシンポジウム2004

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 現実の実感に向けて:あなたはデバイス派それともインタラクション派?2004

    • 著者名/発表者名
      土方嘉徳, 杉原太郎, 伊藤京子, 狩川大輔, 木村朝子, 寺田努
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェースシンポジウム2004

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] Yoichi Ikeda, Asako Kimura, Kosuke Sato: "TOOL DEVICE : Handy Haptic Feedback Devices Imitating Every Day"Tools, Human-Computer Interaction. Vol.2. 661-665 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 木村朝子, 池田洋一, 福中謙一, 川崎健也, 原田久美, 佐藤宏介: "インタラクションデバイスの触知化"情報処理学会研究報告書. CVIM-140. 135-140 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 池田洋一, 木村朝子, 佐藤宏介, 井口征士: "道具のメタファを利用した実世界指向インタフェース"インタラクション2003論文集. 207-208 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 木村朝子, 佐藤宏介: "ToolDevice-道具のメタファを利用した実世界指向インタフェース-"画像ラボ. Vol.14, No.8. 11-14 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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