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屋外環境下における複数視点映像による移動物体計測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700166
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関千葉工業大学

研究代表者

長谷川 為春  千葉工業大学, 情報科学部, 講師 (40348363)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードITS / 交通流計測 / 歩行者流計測 / 移動物体検出 / 動的背景差分 / 複数視点映像 / ネットワーク / データ通信
研究概要

ITS(高度道路交通システム)の研究分野において,画像処理を用いた交通流計測が盛んに行われている.カメラは,景観が壊されないように,また,ドライバーの目に触れにくいように路側に設置される場合がある.この場合,車両同士の隠蔽が大きな問題となり,単一視点から観測した映像に対する画像処理手法では限界が生じる.一方で,都市工学の分野では,歩行者天国や駅前の雑踏などにおける歩行者の計測や流れの解析が行われており,やはり隠蔽という問題を内包している.そこで,これらのテーマを結びつけ,複数視点映像からの移動物体(車両・歩行者)を観測することによって,交通流計測であれば渋滞時,歩行者追跡であれば混雑時でも移動物体を計測・追跡が可能となるシステムを構築し検証する.
平成15年度では,屋外を対象とした移動物体を検出するための手法として,動的背景差分手法を検討した.
平成16年度では,移動物体計測技術を,走行車両に搭載した車載カメラ映像に応用し,他車両の検出,及び自車両との相対速度の計測方法を検討し,昨年9月に発表した.複数視点を用いた車両検出法に関して,今年3月に発表し,さらに6月に発表予定である.また,道路を走行している車両を計測する場合,道路領域を検出することが重要となってくるため,道路領域の検出方法を検討し,今年5,月に発表予定である.さらに,最近,より小型で携帯性に優れたVCRおよびノートPCと連携しやすいIEEE1394カメラなどがあることなどから,システムの実験・検証を行うために,撮影するためのカメラおよび記録のためのVCRを視点ごとに用意した.そこでカメラ映像ごとに移動物体の検出処理を行い,その処理結果をメインPCとデータ通信し,統合したデータから単眼視で生じる隠蔽をできるだけ回避した追跡を行うネットワークシステムを構築した.データ通信は必要最小限のデータを選択する工夫をしている.現在,投稿中である.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 複数視点映像による交通監視2005

    • 著者名/発表者名
      久保田英和, 全へい東, 長谷川為春
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 CVIM-148

      ページ: 175-180

    • NAID

      130006957880

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Detection of the Road Area at the Ordinary Road2005

    • 著者名/発表者名
      M.Otsuka, K.Kamino, T.Hasegawa
    • 雑誌名

      IAPR Conference on Machine Vision Applications, MVA2005 (発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 複数視点観測による道路交通センシング2005

    • 著者名/発表者名
      全へい東, 久保田英和, 長谷川為春
    • 雑誌名

      第11回画像センシングシンポジウム SSII2005 (発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 車載カメラ映像による一般道における他車両の検出2004

    • 著者名/発表者名
      古谷仁志, 長谷川為春
    • 雑誌名

      第3回情報科学技術フォーラム講演論文集 FIT2004

      ページ: 187-188

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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