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文化財情報の構造分析と情報資源の流通に関する基礎的研究-文化財情報の書誌コントロールにむけて-

研究課題

研究課題/領域番号 15700217
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報図書館学・人文社会情報学
研究機関独立行政法人国立博物館奈良国立博物館

研究代表者

宮崎 幹子  奈良国立博物館, 学芸課列品室, 研究員 (50290929)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード文化財情報 / ネットワーク情報資源 / データベース / 書誌コントロール / メタデータ / CIDOC / EAD / CRM / ダブリン・コア / RDF
研究概要

本研究は、文化財に関わるネットワーク上の情報資源の有用性を明らかにし、流通基盤の整備について検討するために、書誌コントロールという側面からアプローチするものである。
平成16年度は、文化財に関わる情報資源の全体像を把握するため、実態調査を重点的におこなった。海外の動向について調査した結果、米国では博物館等においてメタデータ標準の先駆的な導入事例が見られ、EAD(Encoded Archival Description)、CDWA(Categories for the Description of Works of Art)、VRA Core Categoriesの採用が確認出来た。韓国の国立博物館では、文化財情報に関して、構造・記述内容ともに統一的なシステムが導入され、一貫した管理政策が講じられており、日本や欧米とは異なる様相が明らかとなった。
平成17年度は、画像情報管理の長い歴史をもつドイツの博物館での事例を調査した。ドイツでは以前よりMIDASという情報モデル(目録規則)に基づいたシステムが採用され、更にDISKUSという国内の文化財情報を集積した総合目録を運営しているが、現在はメタデータ標準の適応も可能なシステムを構築中である。一方国内では、CIDOC情報カテゴリーおよびデータモデルを参考にしたデータベース構築の事例を確認した。以上の実態調査と並行して、各種メタデータ標準についてその内容を重点的に調査し、相関関係を明らかにした。これらの調査結果を踏まえて、本研究にあわせて構築した文化財情報のデータベースに各種メタデータ標準を適応させ、情報モデルの構築を試みた。その結果、CRMが有用ではあるものの、メタデータ標準は各々に異なる特質があり、一つに収束させるよりも、情報資源の流通の促進のためには、メタデータ標準間を仲介するようなインターフェイスあるいは、クロスレファレンスツールの構築が有用であるという結論に達した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] アメリカの美術館・博物館における情報資源の構築と活用2004

    • 著者名/発表者名
      宮崎幹子
    • 雑誌名

      アート・ドキュメンテーション研究 11号

      ページ: 38-48

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 文化遺産情報のData ModelとCRM2003

    • 著者名/発表者名
      鯨井 秀伸(編訳)(研究代表者翻訳分担)
    • 総ページ数
      311
    • 出版者
      勉誠出版
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 宮崎幹子: "アメリカの美術館・博物館における情報資源の構築と活用"アート・ドキュメンテーション研究. 11号. 11 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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