研究概要 |
本年度は,多変量正規母集団の下で、以下の点について研究成果を得た. 1.多変量Tukey-Kramer法による同時信頼区間の保守性とその被覆確率の上限について 2.データに欠損が生じた場合のk標本間題における平均ベクトルに関する同等性検定法と同時信頼区間の開発 1については,2005年9月に広島プリンスホテルにて行われた統計関連学会連合大会や2005年12月にAuburn University(アメリカアラバマ州)にて行われた国際会議International Conference on Statistics, Combinatorics, Mathematics and Applicationsなどで口頭発表し,現在、論文としてまとめ,すでに学術雑誌に投稿中である. 2については,同じく2005年9月に広島プリンスホテルにて行われた統計関連学会連合大会や2005年12月に鹿児島大学で行われた科研費シンポジウム「統計数理の基礎理論について」において,研究成果を口頭発表し,現在,投稿用論文にまとめている.また,昨年度に得た研究成果(欠測値をもつ一様構造モデルにおける平均成分に関する同時信頼区間に関する研究)については,学術雑誌(Journal of Multivariate Analysis)に掲載予定である.
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