研究概要 |
今年度は,昨年度に引き続きXMLでグラフを記述・表示するSVG,X3Dによるインタラクティブグラフを統計科学に活かすための研究を主に行った。SVGやX3DはXMLの規格による2次元および3次元グラフィックのための言語であり,HTML同様にテキスト形式で記述することができるため,Webにおける動的なグラフ生成に利用可能である。 SVGやX3Dを利用することによる統計グラフの表現に関する提案を, http://www.fwu.ac.jp/~fujino/Xg4stat/ に公開するとともに、いくつかの成果を国際会議を中心に発表を行い,海外の研究者と情報交換を行うことにより,Hand book of Computational Statistics (Springer)のVol.3 Visualizationの版へ採択が決まった。 今年度の研究成果については,国内では日本分類学会第22回研究報告会において「クラスタリング結果の探索的視覚化」,国際会議としては研究成果に記載されているISI2005における2件の論文,ARS2005における1件の論文の発表を行うとともに,Japan-German Joint Symposium on Classificationで"Interactive visualization of clustering result with MDS or PCA", MCP2005 Shanghaiで"An optimum linear test statistic of the homogeneity against the simple loop order on a (p,q) array"として成果報告を行った。その他,国内のいくつかの研究会・シンポジウムにおいて成果報告を行った。
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