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高齢者の力学的歩行パラメータと過渡歩行動作の関係解析

研究課題

研究課題/領域番号 15700372
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関大分大学

研究代表者

池内 秀隆  大分大学, 工学部, 助教授 (50264130)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード過渡歩行 / 床反力作用点逆変動 / 足指把握力 / 高齢者歩行 / 健常者歩行 / 歩行開始 / リハビリテーション / 訓練装置 / 力学的解析 / 逆変動 / 床反力 / 高齢者 / 転倒 / バランス能力
研究概要

日常の生活において我々は一定のリズムで歩くことよりも、頻繁に止まったり、歩き始めたりなどのいわゆる過渡歩行を多用する。したがって、リハビリテーション応用を目的とした歩行研究においては、これらの過渡歩行に関する研究も重要であると考えられる。また、リハビリテーション現場では、これらの過渡歩行のコントロールにどのような力学的歩行パラメータが強く影響しているのかを知りたいと言う意見もある。
本研究では以下の点を明らかにし,得られた結果を検討した。
1.健常者の過渡歩行と下肢疾患経験者を含む高齢者の過渡歩行特性を計測し,床反力作用点逆変動の大きさに,統計的有意差があることがわかった。
2.足指把持力と過渡歩行パラメータ(床反力作用点逆変動)には相関があることがわかった。
3.過渡歩行のコントロールに強く影響していると考えられる力学的歩行パラメータは,歩行開始時の床反力作用点逆変動量であることが推測された。
4.これらの結果を基に,床反力作用点逆変動量を増大させるようなリハビリテーション訓練を試みたところ,効果が現れた。ただし,現状では対象となった患者は2名だけである。
5.足指把握力を簡便にかつ詳細に測定できる装置の試作を試みた。
以上の結果より,歩行のリハビリテーションに過渡歩行特性(歩行開始時の床反力作用点逆変動量)を評価データとして採用することは,有用な効果があり,今後も検討する価値があると結論づけられる。今後は,このデータを活用し,具体的なリハビリテーション訓練システムを提案し,効果を検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者の歩行開始にみられる作用点の後方移動と足指機能、足関節筋力、静的立位バランス能力との関連性2004

    • 著者名/発表者名
      大平 高正, 池内 秀隆, 伊藤 恵, 木藤 伸宏
    • 雑誌名

      理学療法学 31・7

      ページ: 420-425

    • NAID

      110004013351

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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