• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

球面超音波モータを用いた介助ロボットの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15700392
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関東京都立航空工業高等専門学校

研究代表者

深谷 直樹  東京都立航空工業高等専門学校, 講師 (80353259)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード機械要素 / 医療・福祉 / 球面超音波モータ / 食事介助 / 超音波モータ
研究概要

本研究は介助者並びに被介助者の肉体的・心理的負担を低減する食事介助ロボットの開発を目的とする。だが従来の電磁モータで簡潔な操作のみならず、自然な形状、静粛性といった機能を実現するのは難しい。そこで本研究では上記機能を実現するため球面超音波モータを採用した。
この介助ロボットを開発する上で得られた成果は以下の通りである。
a)ステータの駆動試験
導入した有限要素法解析ソフトによる結果に基づいて試作したステータを用いてモータを構築した。この結果、安定した摩擦接触を実現し、球面ロータを保持・回転させるに至った。応答性についてもLock to Lockで0.8秒と日常的な動作を満たすには十分である。しかしながらトルクの不足による動作の不安定化が散見されるため、更なる向上が望まれる。
b)エンドエフェクタの構築
食事介助を行う上で最も重要となるのは様々な形状の食器や食物を確実に、かつ安定して把持し、使用者の口腔へ移送することである。そこで人間の骨格構造を規範としたエンドエフェクタを構築した。この結果、スプーンやフォークといった特定の形状のみならず、パンなど不規則な形状をし、かつ柔和な弾力をもつ物体も容易に持ち上げ、口腔へ移相することが可能となった。
c)全体構造の検討
研究が求めるロボットは人間環境に置いて違和感・恐怖感なく存在できるものであることが重要である。そこで最も使用頻度の高い腕部について、人間の骨格構造を忠実に再現することで、自然な形状・動作の実現を試みた。その結果、右腕のみであるが形状は人に近く、またその動作も自然なものとなった。
d)使用試験
実際の試験の結果、フォークやパンなどは、あらかじめ決めた場所に設置すれば、プログラム的に把持することが可能であることが分かった。現在はPC上から操作しているため、実際の利用のためにはスイッチ等による簡潔な操作を実現することが望ましい。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Development of the intention conformity type muscle-stiffness sensor for an artificial arm2005

    • 著者名/発表者名
      Naoki Fukaya, Tadaaki Ikehara, Tatsuya Akiyama, Shigeki Toyama
    • 雑誌名

      Proc.Of International conference on manufacturing, machine design and tribology

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 福祉機器用意志即応型入力装置の開発2004

    • 著者名/発表者名
      深谷直樹, 穐山達也
    • 雑誌名

      日本福祉工学会第7回学術講演会予稿集

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 深谷直樹, 穐山達也: "手のひら動作を踏まえた義手の開発"日本福祉工学会第6回学術講演会予稿集. (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi