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薬害HIV感染による健康被害の構造的把握に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700462
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

若林 チヒロ  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (40315718)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード生活 / 健康被害 / 薬害 / HIV / AIDS / 障害 / 就労 / 生計 / 障害者
研究概要

本研究の目的は、障害や疾患をもつことによる生活への影響を、身体的な側面のみならず社会的な側面にも重点をおき、相互の関連性を考慮しながら、構造的に整理・把握することにある。具体的には、薬害HIV感染者において、HIV感染という健康被害を受けたことによる身体や生命への影響、社会生活面への影響、精神面への影響について要因を抽出し、相互の関係を分析して整理し、疾患・障害・健康被害の影響を構造的に把握することを目的とした。
3ヵ年計画のうち初年度は、既存資料や調査結果の検討と関係者へのヒアリング、新規調査の準備・検討を行った。2年度目は、全国のHIV陽性者を対象にして実施した療養生活と社会生活に関する調査の結果を分析した。3年度目は、この調査結果のうち薬害HIV感染者と性的接触によるHIV感染者とを比較しながら結果を分析し、その特徴を整理し、疾患や障害、健康被害の発生が、本人および家族の生命や生活、人生に対しどのような影響を及ぼしたかを図式化した。
疾患や障害の影響は、身体的側面への影響は評価しやすく、従来のQOL研究もここに偏る傾向があったが、実際には日常生活や中長期的な生活・人生に対しても影響を及ぼしている。本対象においても、既存の家族関係や、婚姻、出産といった新たな家族形成、地域や職場での人間関係形成、就学や就労などのキャリア形成への影響がみられており、今後も縦断的な研究を行うことで、長期的な生活水準への影響を検討していく必要があると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] HIV感染症をめぐる社会福祉分野の課題-就労を中心に2005

    • 著者名/発表者名
      若林チヒロ
    • 雑誌名

      日本エイズ学会誌 Vol7.NO3

      ページ: 189-192

    • NAID

      130003710526

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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