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児童・生徒の主体的な問題解決を促進する生物教材の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700496
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関愛媛大学

研究代表者

渡邉 重義  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (00230962)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード生物教育 / 教材開発 / 主体的な問題解決 / 観察・実験 / カリキュラム / 学びのプロセス / 実態調査 / 植物の世界 / 葉のつき方
研究概要

本年度は,本研究の2年目であり,(1)生物学習における児童・生徒の学びのプロセスに関する調査,(2)問題解決を促進する生物教材の開発,(3)問題解決と生物教材の関連性に注目した生物教育カリキュラムの作成,の3つの観点から研究を行った。(1)の研究では,中学校理科「植物の世界」における葉のつき方を核にした単元構想とその実践を分析した結果,自作の立体モデルを利用した活動が,問題解決の予想の段階で葉のつき方と日光との関係や植物による葉のつき方の違いなどに関する疑問を導き,観察後の表現活動において葉の重なり方や規則性に関する気づきに発展させるような効果を発揮したことがわかった。(2)では,昨年度の研究で開発した3つの教材に加えて,(a)身の回りの植物の維管束の観察,(b)ヤドリギの分布調査の2つの教材化を行った。(a)では,従来行われている茎のつくりの観察を問題解決的な活動に発展させるために,身の回りの野草および水草の活用を試みた。教材化のための基礎研究では,37科80種の陸上植物と4科5種の水生植物の茎のつくりを調査して,維管束の配列などの形の観察によって認識可能な特徴を明らかにし,異なる種類の茎のつくりを比較観察することで茎の働きについて考察し,植物の環境への適応や進化を考えるような単元構想,授業計画,教材づくりを行った。この研究については,平成16年度日本理科教育学会四国支部大会および日本生物教育学会第78回全国大会で発表した。(b)では,地域の自然環境を生かした問題解決の事例として,河川敷の公園に生育しているヤドリギに注目し,松山市の石手川公園の分布調査を行った。(3)では,「花のつくり」「光合成」に注目した生物教育カリキュラムの構想について研究を行い,その成果を日本理科教育学会第54回全国大会と平成16年度日本理科教育学会四国支部大会で発表した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (5件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 反応時間を調べる実験を通した安全教育-携帯電話の使用法について考える-2004

    • 著者名/発表者名
      渡邉重義, 横枕由香, 松島康浩
    • 雑誌名

      生物教育 44(2)

      ページ: 77-84

    • NAID

      10012030475

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 松山市石手川緑地におけるヤドリギViscum album L.var.lutescens Makinoの分布2004

    • 著者名/発表者名
      渡邉重義, 浅田大輔, 黒川裕司
    • 雑誌名

      南予生物 13

      ページ: 24-30

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] これからの生物教育のカリキュラムを考える-観察・実験の内容分析からカリキュラムの構想へ-2004

    • 著者名/発表者名
      渡邉重義
    • 雑誌名

      日本理科教育学会全国大会発表論文集 2

      ページ: 77-77

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 「茎のつくりとはたらき」に関する教材研究-水で結ぶ中学校理科2分野のカリキユラム-2004

    • 著者名/発表者名
      池田秀彦, 渡邉重義
    • 雑誌名

      日本理科教育学会四国支部会報 23

      ページ: 19-20

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 光合成の実験と生物教育カリキュラム2004

    • 著者名/発表者名
      渡邉重義
    • 雑誌名

      日本理科教育学会四国支部会報 23

      ページ: 21-22

    • NAID

      110004561086

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 渡邉重義, 横枕由香, 松島康浩: "反応時間を調べる実験を通した安全教育"生物教育(2004年2月14日受理・掲載予定). 44(2). 77-84 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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