• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

eラーニング用インタラクティブ・ストリーミングプレイヤーの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 15700505
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関東京大学

研究代表者

山内 祐平  東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (50252565)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードeラーニング / ストリーミング / 相互作用性
研究概要

本研究では、相互作用性をプレイヤーに統合する際に、CSCLの領域で行われてきたアウェアネス研究の流れを応用し、質問などの学習内容ではなく、学習に関連する様々な情報(学習共同体のステータスや学習に関する評価情報など)を相互作用の鍵となる情報として利用する。
開発したeラーニング用インタラクティブストリーミングプレイヤー"iPlayer"では、学習者が講義内容に興味を感じているか・疑問を感じているかなどの情報をアウェアネス情報として可視化する。対面状況の講義ではこれらの情報は顔の表情や笑い声などで講師と学生に共有されているが、非同期型の授業視聴であるストリーミングではこれらの情報を手に入れることができない。iPlayerによって、ストリーミング環境でも対面状況に近い情報を手に入れられるようになり、単調な視聴行動にリズムが生まれる。
iPlayer上で学習者は授業の中で「わからない」ポイントと「おもしろい」ポイントでボタンを押して情報を送る。送られた情報は集積され、レベルメータ上に表示される。また、掲示板のように、コメントや質問を書き込むこともできる。これらの相互作用の情報は、教師に送られ、出席情報に利用されるとともに、授業評価情報としても利用される。
評価実験の結果、マウスボタンをクリックしながらインタラクションしたi-playerがある群の方が、無い群よりも共同体意識を感じる傾向にあることが確認された。また、i-playerを使っている群の方がそうでない群よりも、実際に教室で対面型の授業を受けているような感覚を持つという結果も出ている。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] iPlayer:eラーニング用インタラクティブ・ストリーミング・プレイヤーの開発と評価2005

    • 著者名/発表者名
      八重樫文, 北村智, 久松慎一, 酒井俊典, 望月俊男, 山内祐平
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 29巻3号

      ページ: 207-216

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] iPlayer : Development of an Interactive Streaming Player for E-learning2005

    • 著者名/発表者名
      YAMAUCHI Yuhei, SAKAI Shunsuke, YAEGASHI Kazaru, HISAMATSU Shinichi, MOCHIZUKI Toshio, KITAMURA Satoshi
    • 雑誌名

      Proceedings of ED-Media 2005

      ページ: 1528-1530

    • NAID

      10013558440

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] iPlayer : eラーニング用インタラクティブストリーミングプレイヤーの開発2004

    • 著者名/発表者名
      山内祐平, 酒井俊典, 八重樫文, 久松慎一, 望月俊男, 北村智
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回大会講演論文集

      ページ: 937-938

    • NAID

      10013558440

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 学習コミュニティを支える人工物のデザイン2004

    • 著者名/発表者名
      山内祐平
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回大会講演論文集

      ページ: 21-24

    • NAID

      10013556972

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 未来の学びをデザインする2005

    • 著者名/発表者名
      美馬のゆり, 山内祐平
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      東京大学出版会
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 山内祐平, 久松慎一, 八重樫文: "Eラーニング用インタラクティブストリーミングプレイヤーの開発"日本教育工学会第19回全国大会大会論文集. 457-458 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi