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教師・学生間のインタラクションを促進する講義支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15700511
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

山田 博文  豊橋技術科学大学, マルチメディアセンター, 助手 (50283502)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードe-Learning / Web-based Training / 講義支援システム / インタラクション促進 / WBT
研究概要

対面講義では学生から質問が出ず,教師が学生に問いかけたとしても,学生からの反応がほとんどないことが多い.講義への理解を深めるためには,学生と教師間の対話が重要である.本研究では,講義時間内の質疑応答を活発にし,学生に講義への理解を深めさせることを目的とし,学生から教師へ意思表示ができる機能を備えた,Webベース講義支援システムを開発した.講義支援システムには,学生端末と教師端末上の教材を同期させて表示する機能や,教師がディジタルインクで教材に書き込める機能がある.さらに,学生から教師への意思表示機能として,キーボードから質問を入力する方法のほかに,マウス操作のみで質問できる機能や,他の学生が教師へ送った質問と同意見であることを教師に伝えることができる機能(以下,質問同意機能)がある.全ての質問は,匿名で教師と学生に送られる.実際の授業で本システムを利用すると共に,対面講義と本システムを利用した講義における質問数を調査した.さらに,学生にアンケートを実施し,質問することに対する考えを調査した.実験の結果,対面講義では,学生は教師に質問しなかったが,本システムを導入することにより,数名の学生が質問するようになった.本システムを利用して質問した理由として,「匿名である」と回答する学生が多かった.一方,質問しなかった理由としては,「分からないところが分からない」,「質問することに慣れていない」と回答する学生が多かった.また,質問同意機能は約半数の学生に利用され,有効であることがわかった.本システム全体の評価としては,「他の講義に導入してほしい」と回答する学生が多く,有用性が認められた.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] 講義支援システムにおける学生の質問・回答促進機能2004

    • 著者名/発表者名
      池谷晴生, 佐藤邦俊, 山田博文, 新田恒雄
    • 雑誌名

      情報処理学会第66回全国大会論文集 (分冊4)

      ページ: 401-402

    • NAID

      170000169959

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 講義中の学生・教師間質疑応答を活性化する試み2004

    • 著者名/発表者名
      山田博文, 新田恒雄
    • 雑誌名

      第2回WebCTユーザカンファレンス

      ページ: 89-92

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 山田博文: "WebCT上のコンテンツを利用可能な講義支援システムの開発"第1回WebCT研究会予稿集. 83-86 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 池谷晴生: "講義支援システムにおける学生の質問・回答促進機能"情報処理学会第66回全国大会講演論文集(分冊4). 401-402 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 山田博文: "講義中の学生・教師間質疑応答を活性化する試み"日本WebCTユーザカンファレンス予稿集. 89-92 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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