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携帯端末を利用した学習方略支援の試み-学習不適応を示す大学生への働きかけ-

研究課題

研究課題/領域番号 15700529
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関神戸常盤短期大学

研究代表者

伊藤 崇達  神戸常盤短期大学, 幼児教育科, 講師 (70321148)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード携帯電話・携帯メール / 学習方略 / 学習支援 / 学習不適応 / 動機づけ / 自己調整学習 / ICT / 短期大学生 / 携帯端末 / 自己効力感
研究概要

前年度では,携帯端末を利用し,学習に関する時系列的な変化のプロセスを調べた。その結果,適応的な変化過程を示していると考えられる学習者とそうでない学習者がみられ,内発-外発の動機づけ,自己効力感,学習時の不安感,持続性,学業ストレス対処方略,自己動機づけ方略などに違いがみられることが示唆された。また,携帯端末を利用した学習相談・学習支援に対するニーズの分析を試み,学習方略のあり方や動機づけのタイプなどの学習者特性によって支援ニーズには違いがみられることを明らかにした。これらに基づき,本年度は,ICTによる学習方略支援の方策を立案する手立てとして「ICTを活用した自己調整学習方略(ICT-SRLS)」尺度の構成を進め,ICT-SRLSが動機づけ,動機づけ予測因,学業成績とつながっていることを確かめた。以上の知見をふまえて,最終的には,短期大学生を対象に半期にわたり講義2科目と演習1科目を対象科目として携帯メールによる学習方略支援を実際に試み,事前と事後にインタヴューを行い,質的な検討を行った。支援に先立って,ICT-SRLSを実施し,それぞれの学習者特性を把握するようにした。また,事前インタヴューでは,学習不適応の問題を探るべく,学習上の悩みやニーズが明らかにされ,約3ヵ月の支援期間ののち,事後インタヴューでは,支援の効果と問題点について分析を行った。ICTと対面による支援のそれぞれの利点をうまく使い分けてゆくこと,学習アシスタントといったリソースをどのように配置するとよいか,学習方略支援を自己調整学習の成立につなげてゆくにはどのようなことが必要かといった点など,考察がなされた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 携帯端末を利用した学習相談・学習支援に対するニーズの分析-ICTによる自己調整学習方略との関連について-2004

    • 著者名/発表者名
      伊藤崇達
    • 雑誌名

      教育心理学フォーラム・レポート FR-2004-02

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] ICTを活用した自己調整学習方略と動機づけ,動機づけ予測因,学業成績との関連2004

    • 著者名/発表者名
      伊藤崇達
    • 雑誌名

      神戸常盤短期大学紀要 26

      ページ: 9-13

    • NAID

      110004500347

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 動機づけの自己調整過程に関する探索的検討-短期大学生を対象とするESM(経験抽出法)の適用-2003

    • 著者名/発表者名
      伊藤崇達
    • 雑誌名

      神戸常盤短期大学紀要 25

      ページ: 7-21

    • NAID

      110004677897

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤崇達: "動機づけの自己調整過程に関する探索的検討-短期大学生を対象とするESM(経験抽出法)の適用-"神戸常盤短期大学紀要. 25. 7-21 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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