研究課題/領域番号 |
15710114
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 神戸大学 (2004-2005) 神戸大学(海事科学部) (2003) |
研究代表者 |
長松 隆 神戸大学, 海事科学部, 助手 (80314251)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 遠隔支援 / HMD / 視線 / AR / 災害 / 拡張現実感 / 遠隔作業支援 / 遠隔 |
研究概要 |
本研究では、視線を計測可能なHMD(Head Mounted Display)を開発し、災害現場で事態の収拾に携わる作業員装備を高度化し、作業員と対策本部にいる災害対策の専門家との協調作業を支援するシステムを開発することを目的とした。事故・災害等の復旧現場の作業では安全の確保が重要であり、危険な状況の判断には災害現場全体の情報の把握が重要である。そのために、複数の作業員による情報収集、対策本部での情報の集約、そして作業員への情報提供を行うシステムの開発を行った。 初年度は、眼球カメラと視野カメラを装備した視線位置計測機能付き片目型HMDの開発を行い、昨年度は、システムの実用性向上のために、視線計測精度の向上、及び、視線情報機能とHMD指示機能の遠隔協調作業での有効性の検証を最優先項目として研究を行った。そして、本年度の研究開発においてはシステムのマルチユーザ化と対策本部側のシステムの改良を行った。具体的には、HMDを装着する作業者を2人以上に増やすことが可能な多人数連携システムに発展させた。その際、拡張性を向上させるためオブジェクト指向の考えでシステムの設計を見直しJAVAによるプログラムに修正した。また、現場で取得した情報は、対策本部システムにネットワーク経由で送信し保存可能とした。そして、現場の作業員の人数が増えた場合の、対策本部側のインタフェースの設計も行い実装した。今後は、ユーザビリティ等の検証を行い、実際に役に立つシステムとする予定である。
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