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発生工学技術を用いた希少鳥類種の維持・増殖法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15710175
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 資源保全学
研究機関独立行政法人国立環境研究所

研究代表者

川嶋 貴治  独立行政法人国立環境研究所, 環境研究基盤技術ラボラトリー, 研究員 (90360362)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード始原生殖細胞 / 生殖巣キメラ / cDNAライブラリー / 絶滅危惧種 / 生物多様体 / 鳥類 / 胚培養 / 生物多様性
研究概要

鳥類における発生工学技術を用いれば、始原生殖細胞(胚発生の一時期に出現する精子や卵子の祖細胞)を移植した生殖巣キメラから子孫個体を創出することが可能である。この技術は、絶滅危惧種問題を解決するための新手法となる可能性が高いにも関わらず、実際の希少種に適用するには、乗り越えなければならない問題が多いのも現状である。そのなかでも、生殖巣キメラを効率良く作出するために、始原生殖細胞の機能を保持したまま、生存・増殖する培養系の開発が強く求められている。本研究の結果、初期胚由来の線維芽細胞との共培養系において、少数の(最低1個からの)始原生殖細胞が増殖し、コロニーを形成するものが観察された。この結果は、体細胞から放出される因子によって、始原生殖細胞の生存と増殖が促進されることを示している。しかしながら、鳥類の始原生殖細胞に発現しているサイトカインレセプター等については不明であるため、培養下で増殖性を向上させることは極めて困難であった。そこで、鳥類の始原生殖細胞に特異的に発現する遺伝子の同定を行うために、単離した始原生殖細胞からcDNAライブラリーを作製した。約35000個のニワトリ始原生殖細胞からRNAの抽出を行い、約20ngのtotal RNAを回収した。SMART法を用いることで、このような微量なRNAからも、完全長cDNAライブラリーを作製することができた。本研究で作製したcDNAライブラリーにおいて、vasaやc-kitに代表される生殖細胞特異的な遺伝子の発現を確認した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 産業財産権 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [産業財産権] 鳥類胚の殻なしシステムII培養法2004

    • 発明者名
      川嶋 貴治, 熊田 晃児, 玉置 禎紀, 橋本 光一郎
    • 権利者名
      橋本 光一郎
    • 産業財産権番号
      2004-128997
    • 出願年月日
      2004-03-30
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] M.Naito, A.Sano, T.Kawashima, H.Nakamichi, T.Harumi, Y.Matsubara, T.Kuwana: "A Simple Method for Sexing Chicken Embryos at Stage X."Journal of Poultry Science. 40(3). 226-230 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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