研究課題
若手研究(B)
本年度は本研究計画の最終年度となるが、これまでと同じく研究活動は海外での資料収集と国内での資料の分析および成果の取りまとめの2つに大分された。海外での資料収集は夏と春の2回を予定していたが、夏は他の研究計画の調査に付随したものであり、本研究関係の調査は1週間程度しか費やせなかった。春の調査は本研究の資金を用いて3月に約20日間の日程で行った。本年度の調査は主として物流構造の変容に関する資料収集の継続及びこれまで収集した資料の補足調査であり、限られた時間ではあったが当初予定していた資料収集活動はすべて完了させた。予定通り石油製品やセメントなど農産物以外の商品流通についての資料も収集し、最終的に地域間商品流通を解明するために必要最低限の資料は発見できたつもりである。一方、国内での資料の分析については前年度に引き続いて行っており、前年度に購入したマイクロ資料や文献などを活用しながらデータベースの作成を継続させた。また、昨年度発見した新聞(「サヤームニコーン」紙)のマイクロ版については、昨年度に引き続き3年分を購入し、これを入手しデータベース化を行ってきた。そして、これらのデータベースを元に図表を作成し、論文及び最終章酷暑執筆の準備を行った。研究成果のとりまとめについては、前年度に執筆した商品畑作物栽培に関する論文が印刷中であるほか、タイ南部の商品流通に関する論文が投稿中となっている。本年度は最終年度であることから、これまで執筆してきた論文をふまえて、さらに非農産物の商品流通及び地域間商品流通に関する論考を書き加えて約400ページの最終成果報告書を年度末に印刷し、本研究の取りまとめを行った。
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横浜市立大学論叢 第57巻第1号(未定)
40015449799
インドシナにおける越境交渉と複合回廊の展望(平成17年度科学研究費補助金 基盤研究(A)研究成果報告書)(白石昌也編) (未定)
東南アジア研究 第42巻2号
ページ: 157-187
110000981196
鉄道史学 第22号
ページ: 1-19
40007369023