• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

地域主義・文化政策・芸術創造:フランダースとケベックの現代舞台芸術に見る相関関係

研究課題

研究課題/領域番号 15710187
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域研究
研究機関早稲田大学

研究代表者

藤井 慎太郎  早稲田大学, 文学学術院, 講師 (10350365)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード演劇 / 舞台芸術 / 文化政策 / フラーンデレン / ケベック / フランス
研究概要

2004年度は、夏期休暇を利用してヨーロッパに数週間滞在し、一次・二次資料を直接に収集するとともに、これまで得られた資料・情報を整理し、実際に論文を執筆することを通じて、前年度に引き続き、フランダースとケベックの舞台芸術に近年見られる、地域主義の台頭と創造活動の興隆との相関関係の比較研究をおこなった。今年度は特に、これら二地域において近年、新しい文化政策と芸術性概念の枠組みが形成され、提示され、実現されるなかで、一つのモデルを提供したフランスとの関係を検討することが課題となった。
そこでは、制度としての、および、行為そしてその生産物としての芸術に関して、二重の分析をおこなう必要があるが、今年度発表した4本の論文は、まさしくその成果の一部である(前者に関する分析が論文3、後者に関する分析が論文1・2・4にあたる)。これによって、これらの地域の現代舞台芸術の制度的文脈と個別的特質とをある程度まで明らかにし得たと考えるが、2005年度にも引き続き、さらに大局的な見地から、これまでの研究成果を総合する論文の執筆を続け、発表する予定である。論文執筆のほか、2005年1月に、カナダ研究の専門家を対象とする研究会において、フランダースとケベックの舞台芸術制度と社会的文脈の比較分析に関して、研究発表と討議をおこなったが、そこでのフィードバックを生かした形で、さらに同年9月の日本カナダ学会大会において、同テーマでの発表をおこなうことが内定している。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 日本演劇、フランス演劇、その隔たり、その魅力-日仏演劇交流の20世紀2005

    • 著者名/発表者名
      藤井慎太郎
    • 雑誌名

      演劇研究センター紀要早稲田大学21世紀COEプログラム<演劇の総合的研究と演劇学の確立> IV

      ページ: 1-8

    • NAID

      120000785586

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] ベルナール=マリ・コルテス『綿畑の孤独のなかで』人間の不透明な欲望をめぐって2005

    • 著者名/発表者名
      藤井慎太郎
    • 雑誌名

      WALK 50号

      ページ: 68-84

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] ミシェル・ヴィナヴェール『職さがし』の実験性を通じて2004

    • 著者名/発表者名
      藤井慎太郎
    • 雑誌名

      WALK 49号

      ページ: 68-82

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 屏風、あるいは裏切りという名のゲーム2004

    • 著者名/発表者名
      藤井慎太郎
    • 雑誌名

      舞台芸術 7号

      ページ: 252-262

    • NAID

      40006553138

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi