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東アジアにおける悪道巡歴・救済イメージの展開と相互影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15720020
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 美学・美術史
研究機関愛知教育大学

研究代表者

鷹巣 純  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00252205)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード仏教絵画 / 六道絵 / 水陸画 / 他界観 / 図像学 / 東アジア絵画 / 説話画 / 中世絵画
研究概要

本年度は以下の2点の重点目標を挙げ、それぞれ達成された。
1 他界を主題の一部として含む絵画(主に説話絵画)における他界巡歴の様態を分析するための重要作品の調査。他界巡歴が説話構造に組み込まれ、かつ絵画上に他界構造が明確に示されているものや、中国における水陸画といった、儀礼の中に他界構造の反映された絵画などが本年度の主たる調査対象となる。
2 先年度に引き続いての関連文献の収集。日本へ伝来する際に画題が誤解されることが多かった水陸画をはじめ、他界巡歴をめぐる絵画は誤解の中に存在を埋もれさせているものが多い。したがって本年度では、未紹介の地方の作例を発掘する意味で国内外の地方の文化財関連の図録類も収集してゆく必要がある。本年度までに収集されたこれら資料も、分析を進める一方で、作品さらに図像ごとに研究補助員によってデータベース化する。
このうち1については、七宝町普賢堂本十王図・米原市仏道寺本九相詩絵巻・伊賀市西蓮寺本十王図など、新出資料が多く発見されたことは特筆すべき成果である。特に普賢堂本は、近世の作例ながら儀礼空間との関係性を重視し、それと他界構造とを有機的に結びつけた例として貴重である。
また2については、1に関連した旅費の予想外の膨張などの予算の都合上、研究補助員のすべてを学生のボランティアでまかなわなければならなかった。そのため年度末ぎりぎりでの入力作業が年度末に集中せざるを得なかったこと・いささか拙速な作業にならざるを得なかったことが惜しまれる。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 幽明往還 -縁起絵に見る中世・近世日本の他界往還のイメージ-2006

    • 著者名/発表者名
      鷹巣 純
    • 雑誌名

      宗教史学論叢 10巻

      ページ: 323-346

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 物語られた六道図像 -善光寺如来絵伝への六道絵の影響-2005

    • 著者名/発表者名
      鷹巣 純
    • 雑誌名

      アジア遊学 79号

      ページ: 214-235

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 密蔵院所蔵地蔵十王図について2005

    • 著者名/発表者名
      鷹巣 純
    • 雑誌名

      安城市歴史博物館研究紀要 12号

      ページ: 51-59

    • NAID

      120001027446

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 六道絵にみる絵と語り2004

    • 著者名/発表者名
      鷹巣 純
    • 雑誌名

      歴博 127号

      ページ: 6-9

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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