研究課題/領域番号 |
15720024
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
藤井 仁子 立教大学, 文学部, 助手 (40350285)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 日本映画 / モダニズム / ドキュメンタリー / 日中戦争 / ナショナリズム / 近代史 / 大東亜共栄圏 / 中国 / 民俗学 |
研究概要 |
1.以下の方法で多くの映像資料を調査、昭和十年代の日本映画においてモダニズムが国策に回収されてゆく過程を個々のテクストに即して分析した。(1)諸外国のモダニズム映画を含むビデオ・DVDを購入。日本の歴史的状況と、同時代のアメリカ、ソ連、ドイツ等の状況を比較映画史的な見地から考察した。(2)沖縄県公文書館にて昭和十年代前後に製作された沖縄を撮影した稀少フィルム(個人映画を含む)を同定調査。モダニストたちの「日本回帰」と沖縄に向けられた民俗学的関心との錯綜した関係を、映画学の立場から分析した。 2.当該作品の背景を探り、それらをめぐる言説、観客受容の実態を分析するため、(1)早稲田大学演劇博物館・国立国会図書館、および琉球大学図書館沖縄関係資料室・京都府立総合資料館等で文字資料を体系的に調査。(2)モダニズム、映画史関連文献を購入。日本、および諸外国のモダニズムとナショナリズムの関係について、理論的な考察を深めた。 3.研究成果は「研究発表」に掲げたもの以外にも以下の形で発表、きわめて有益なフィードバックを得つつある。(1)単著論文「<日本>の二つの顔-『医者のゐない村』と日中戦争期の農村」(岩本憲児編『日本映画とナショナリズム1931-1945』森話社、2004年、185-203頁)。(2)単著論文「『小島の春』における女性像(仮題)」(斉藤綾子編『日本映画史叢書第6巻 性・身体・ジェンダー(仮題)』森話社、2005年刊行予定)。
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