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日本の高等専門学校における英語以外の外国語教育に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15720130
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外国語教育
研究機関筑波大学

研究代表者

臼山 利信  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (50323225)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード高等専門学校 / 英語以外の外国語教育 / ドイツ語教育 / 履修形態 / 履修学年 / 多様な外国語教育 / 英語教育の強化 / 日本技術者教育認定機構 / 第二外国語教育 / 外語語教育の多様化 / 英語教育 / ロシア語教育
研究概要

最終年度に当たる平成17年度は,これまでの実地調査で判明した四つの全体的な傾向,つまり,(1)高専におけるドイツ語教育の今日的意義の相対的希薄化,(2)高専の外国語教育における英語教育の徹底した実学化,(3)高専の教育課程における英語以外の外国語科目の低い位置づけ,(4)中国語などを中心とした多様な外国語教育の漸次的広がり,を踏まえて,さらに特徴的な傾向を浮き彫りにするための調査を進めた。具体的には,インターネットのHPなどを活用し,全63校(国立,公立,私立)の教育課程表から英語以外の外国語教育の実施状況を調べた。教育課程表の掲載がない場合には,電話取材と実地取材を行い,正確なデータの収集に努めた。その結果,1997年度の教育状況と比較して,履修形態と履修学年の点で大きな変化が生じていることがわかった。確認できた範囲ではあるが,まずドイツ語を必修科目にしている高専が38校から26校に減り,逆に英語以外の複数の外国語科目の必修選択,多様な科目の中から英語以外の外国語を選ぶ選択必修(あるいは自由選択)といった履修形態が大幅に増えている。履修学年についても,高校段階に当たる1・2・3年次に英語以外の外国語を開講していた高専が18校から13校に減っている。このように,(5)英語以外の外国語科目の履修形態としての脱必修科目化,(6)英語以外の外国語科目の履修学年(4・5年次)の固定化,という傾向が明らかになった。
上記の研究成果の一部は,ポーランド・ワルシャワ大学東洋学研究所主催日本学招聘講演会(2005年12月8日,ワルシャワ大学,ワルシャワ)において,「日本の高等専門学校と英語以外の外国語教育-英語志向の時代潮流の中で問われる必要性と展望-」と題して口頭発表した。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 日本の高等専門学校と英語以外の外国語教育2006

    • 著者名/発表者名
      臼山 利信
    • 雑誌名

      Area Studies Occasional Paper Series (University of Tsukuba, Graduate Program in Area Studies) No.2(近刊)

      ページ: 20-20

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 旧ソ連地域における社会環境の変化とロシア語事情2005

    • 著者名/発表者名
      臼山 利信
    • 雑誌名

      スラヴィアーナ(東京外国語大学スラブ系言語文化研究会) 20号

      ページ: 194-222

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 世界のロシア語2003(ロシア連邦外務省報告書)上巻2006

    • 著者名/発表者名
      中澤英彦, 臼山利信 訳編
    • 総ページ数
      180
    • 出版者
      東京外国語大学語学研究所・筑波大学大国語センター(近刊)
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [文献書誌] 臼山利信: "ロシアと日本(1)-ことば,社会,教育の諸相-"言語文化論集(筑波大学現代語・現代文化学系). 65号. (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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