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七世紀倭王権における支配者集団統合儀礼の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15720154
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関(財)大阪市文化財協会

研究代表者

古市 晃  (財)大阪市文化財協会, 学芸部学芸課, 学芸員 (00344375)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード統合論理 / 統合中枢 / 儀礼 / 倭王権 / 仏教 / 都市 / 統合儀礼
研究概要

研究の最終年度(第3年度)にあたり、これまで2年間にわたって検討を行ってきた、7世紀倭王権の統合論理と仏教の関係を引きつづき検討を行った。あわせて、これまで充分に検討を行い得なかった、神祇的祭祀と倭王権の関係の検討を行った。また、7世紀段階の政権の所在地である飛鳥の構造について、宮都中枢部とその周縁部の関係を構造的に把握するための検討を行った。これらの研究遂行にあたって必要な図書を購入し、また各地の遺跡踏査を行い、研究者との意見交換を行った。
昨年度までの研究を通じて、七世紀倭王権の統合論理を前代までの統合論理と比較し、その特質を明らかにする必要があることが認識されたが、この点についての検討を行い、両者の間には質的な相違があり、同列に論じ得ないことを主張できると考えた。次に、宮都の所在地の相違による統合中枢の相違にいかなる意味があるのかについて検討を行ったが、史料が比較的豊富な飛鳥・難波について行い得たにとどまり、大津については今後の課題とせざるを得なかった。第三に、七世紀倭王権の統合論理のその後の展開として、奈良時代以降の統合論理との比較が必要であることが認識されたが、この点について、聖武・孝謙・称徳期を中心に検討を行い、奈良時代における仏教中心の統合論理と、飛鳥時代の統合論理との共通点と相違点を確認した。
以上の研究成果は、次年度の公開を目標として、昨年度研究成果を中心にまとめた学位請求論文『七世紀倭王権における統合論理の研究』の補訂・修正を行った。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日本古代における都市の成立2004

    • 著者名/発表者名
      古市 晃
    • 雑誌名

      古代都市誕生-飛鳥時代の仏教と国つくり-

      ページ: 8-10

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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