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東周時代墓葬の比較考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15720182
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 考古学
研究機関岡山大学

研究代表者

岩崎 志保 (山下 志保)  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助手 (30239967)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード楚 / 呉 / 晋 / 木槨墓 / 三晋地域 / 青銅器 / 先秦時期 / 東周墓葬 / 墓葬データベース / 〓
研究概要

1.東周墓葬のデータベース作成は1949年〜2003年度報告分について文献目録の作成を終え、各墓葬の内容についても、規模・副葬品等の要素の抽出を終了した。
2.東周墓のうち、データがまとまっている地域として楚地域および、晋国地域を核として、楚・呉地域と、三晋地域の大きく二つの地域に分けて、時期毎に墓葬の変遷をまとめた。
まず楚・呉地域に関しては東周代においては周縁にあたる地域であるものの、楚国は一時期、かなりの範囲まで版図を拡大しており、周辺の中小国を吸収しつつ、強大化していった状況を、墓の分布や構造的な変化の点からも読み取ることができた。また楚・呉の滅亡と、その後の地域間関係において、青銅器の動きに特徴的な点が看取された。時代としては次に秦が台頭していく過程にあたるが、墓の分布・変遷の点からも、秦の影響の有無の点からやはり秦の大国化の過程を見いだすことができた。
三晋地域においては晋国領域内を中心に墓葬構造の分析を進めたが、三晋地域も含めてみても、構造的には南方の楚・呉ほどの特徴を見いだすことは難しかった。そのため、墓の分布と副葬品の内容に関して、編年大系も含めて、より詳しく検討する必要が出てきた。三晋地域における東周墓の分析については、資料の蓄積を進めることができ、当初の目的であるデータベースの作成はできた。しかし特に青銅器の詳細な分析については、これまでの学史を整理して、いくつかの墓群ごとのまとまりでの編年作業を行うにとどまっている。この点については、今後も資料の充実を図るとともに、対象地域をひろげていく検討していくこととしたい。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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