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各国における内部統制、ならびに、その監査上の評価および報告の実態についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730224
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関東京経済大学

研究代表者

町田 祥弘  東京経済大学, 経営学部, 助教授 (50267431)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード内部統制 / 会計監査 / 公認会計士 / 監査 / リスク・マネジメント
研究概要

本研究は、近年の内部統制の重要性の高まり、とくに内部統制報告の制度化の方向性が示される中で、監査人の内部統制評定の実態を把握すべく、各国における内部統制の整備状況、ならびに、外部監査における内部統制評定及びその報告の状況を把握することを課題としている。とくに本年度は、日本と英国の監査人を被験者とした実験研究を実施した。その結果、内部統制評定は、日英の監査人の間で、大きな差異があり、それが監査報酬額の差異の大きな要因であると解されることが明らかとなった。その結果は、後掲の『會計』掲載の論文として公表している。
同論文においては、かかる内部統制評定の差異は、監査実務の充実を図るに当たっても、また内部統制報告の制度化の議論に当たっても、十分考慮されなければならない問題であるとの観点から、とくに内部統制報告に関しては、日本の監査及び監査人の判断における内部統制評定の位置づけが、必ずしも海外と同じとは考えられないことから、導入に当たっては、日本の実情を十分考慮する必要性が認められる、と結論付けている。
なお、今後は、本研究の結果を踏まえて、日本においても公表資料が整う監査報酬額の実態に基づく国際比較研究、アメリカ等において実際に内部統制報告が実施された後の内部統制評定に係る監査人の判断との比較研究、あるいは、近年導入されているリスク評価手法に基づく、より一層精緻なモデルのもとでの研究が必要と考えられる。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] 内部統制評定における外部監査人の判断2005

    • 著者名/発表者名
      町田祥弘
    • 雑誌名

      會計 167巻2号

      ページ: 81-95

    • NAID

      40006605285

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 監査の厳格化の進展と内部監査の役割2004

    • 著者名/発表者名
      町田祥弘
    • 雑誌名

      監査研究 30巻9号

      ページ: 15-22

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 町田祥弘: "COSO『ERMフレームワーク(案)』の意義と課題"月刊 監査研究. 29・9. 1-14 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 町田祥弘: "わが国における監査契約の解除問題と監査リスクの評価"會計. 164・5. 102-116 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 町田祥弘: "会計プロフェッションと内部統制"税務経理協会. 344 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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