研究課題/領域番号 |
15730233
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
石沢 真貴 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (20321995)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 秋田県稲川町 / 川連漆器 / 地場産業 / 職人集団 / グローバル化 / 地域コミュニティ / 住民参加 / シティズンシップ |
研究概要 |
平成15年度の調査研究では、グローバル化や少子高齢化といった大きな社会変動によって変容を余儀なくされている地場産業のある地域コミュニティにおいて、いかなる住民参加が重要となってくるのかという研究目的にもとづき、現地調査および関係資料の収集をおこなった。調査対象地である稲川町の、川連漆器産業を支援する行政関係者、川連漆器職人、家内制工業の重要な担い手である女性、新しい取り組みをしている若手技術者等に対し、川連漆器に関する活動や意識、地域コミュニティにおける生活などについて聞きとり、関係資料を収集した。そのなかで、従来分業で活動交流が希薄だった部門別の職人が、部門を超えた新たな集団を形成してきており、特に若手職人を中心としたイタリアン・デザイン漆器の企画製作、海外展示会参加、販売等の動きがでてきていた。また従来なかった女性たちの活動として、職人の妻たちによる企画や販売への参画を目標とした食空間デザインに関する勉強会の発足、活動の展開がみられるようになっている。これらにより、地場産業を基盤にもつ地域コミュニティが、少子・高齢化やグローバル化といった社会変化に直面したとき、伝統的な地域文化、技術伝承に関わる集団関係や地域コミュニティへの住民参加に対する意識が変容していく一端を捉えることができた。平成16年度は、補足的な現地調査をおこないつつ、理論的に地域コミュニティの住民参加について考察する方向性を見出すために、シティズンシップ論の社会参加に関する研究を考察した。 研究の成果として、まず平成15年9月に東北都市学会大会において口頭発表を行い(「グローバル化にみる地場産業と職人集団の変容-稲川町の川連漆器産業を事例として-」)、また平成16年9月に研究論文「グローバル化にみる地場産業と住民参加の変容-稲川町の川連漆器産業を事例として-」(『東北都市学会研究年報』)を発表した。
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