研究課題/領域番号 |
15730395
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
平野 俊英 島根大学, 教育学部, 助教授 (70325033)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 理科教員養成 / 論理的思考力 / 教育プログラム開発 / 反省的実践家 / 納得に至る理解 / 学習者理解 / 教科教育方法 / コミュニケーション / 理科教育方法 / 納得にいたる理解 |
研究概要 |
本研究は、学校理科教育での学力形成に関わる現状を踏まえ、理科授業において学習者が概念的理解の論理一貫性を築くために必要な科学的思考、特に論理的思考力のさらなる育成を目指して、彼らの指導者となる理科教員の資質・力量を高めるための教員養成プログラムのあり方について検討することを目的とした。 具体的には、次に示すような研究方法により、本年度の研究を推進した。 (1)平成15・16年度の研究結果から得られた、実験観察を伴った理科授業での児童・生徒の探究過程における概念理解と思考の論理性の特徴を踏まえて、児童・生徒の論理的思考力の育成に向けた教授支援方略についての知見について、小・中学校での理科教育実践視察やそこでの教員との意見交換、さらには研究協力者として連携を図った国立・公立学校教員との検討会を通じて教育実践レベルからの検討を継続するとともに、その有効性を研究協力校における試行結果から明らかにした。 (2)さらに、教員養成課程所属学生の実践的指導力の育成に向けて、児童・生徒への教授支援方略に関連する技法を修得するのに有効な教員養成プログラム教材のあり方について、臨床的な試行を通じて検討を加えたうえで、カリキュラム開発を行った。なお、その際には、平成15・16年度に収集した記録データを適宜加工し、VTR教材・関連資料を作成した。 (3)開発したカリキュラムに関しては,国内の理科教育研究者等から専門的知見を踏まえた意見を聴取する機会を設けて、さらなるプログラム改善へ向けた検討を行った。
|