研究課題/領域番号 |
15730408
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
特別支援教育
|
研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
奥田 健次 吉備国際大学, 社会福祉学部, 助手 (30330624)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | マルチメディア / 発達障害児 / 心の理路 / 自閉症 / アニメーション / 心の理論 |
研究概要 |
前年度(平成15年度)においては、自閉症児における「他者理解」を促進するために必要となる支援・指導プログラムとして、「誤信課題弁別トレーニング教材開発実験用課題生成プログラム」を試作した。 平成16年度については、上記のプログラムを実際にパソコン上で作動させ、実際の課題の流れについて検討を行った。その結果、弁別トレーニングのフローチャートが相当、複雑になることが明らかになり、実際に被験者にこの課題を実施する上では、さらに簡略な課題を設定する必要が生じた。 そこで、新しく製作する課題では、他者の「視線の向き」の弁別を問う課題として設定した。この課題では、他者が見ている物品(眼球の方向の先にある物品)を、探すことが求められるというものであった。課題の製作にあたって用いた素材としては、カード上に印字し、ラミネート加工したものを準備した。 完成した教材を用い、数名の発達障害児に試験的に実施した。その結果、この新しい課題については、テストの実施の容易さから、教材として適格であると考えられた。そのため、この教材を元に、マルチメディア教材として、CD-ROMまたはウェブ上で動かせるプログラムにするための製作作業を行い、トレーニングも可能なプログラムを試作した。 今後、このマルチメディア教材のプログラムをさらに検討し、「心の理論」の基礎的能力を促進できるよう、被験者に試用しながら修正を加えていく予定である。
|