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ホッヂ構造の退化と対数的ホッヂ構造の変動を係数とするコホモロジー群の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15740027
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関長野工業高等専門学校

研究代表者

藤澤 太郎  長野工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (60280385)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード混合ホッヂ構造 / 対数構造 / ドラームコホモロジー群 / スペクトル系列 / ログ・デフォメーション
研究概要

昨年度・一昨年度から引き続き、「ログスムース退化」の相対対数的ドラームコホモロジー群上に、自然な混合ホッヂ構造を構成することについて研究した。
昨年3月にJAMIの国際学会で講演した際、昨年度中に得られた、上記混合ホッヂ構造の構成に関する定理の証明中に若干の不備があることが発見された。今年度は、まず、この不備を再チェックし、証明のギャップを埋めることに取り組んだ。その結果、問題を局所系に関する古典的なホッヂ理論に帰着することによって、同様の定理を証明することができ、上記の混合ホッヂ構造の構成が、無事成立すること示された。さらに、対数的ホッヂ・ドラームのスペクトル列がE_1-項での退化もまったく同様に成立する。
これらの結果については、現在論文の執筆(修正)中である。
上記の結果は「被約な」ログスムース退化のみに対する結果であり、これを「被約でない」場合へと拡張するための研究を行った。これは、複素多様対の必ずしもセミステイブルでない退化の場合と関連し、興味ある研究対象であると思われる。
ログスムース退化が被約でないが故に、単体的解消の理論を若干修正し、さらにある種の被約でない解析空間上のホッヂ理論を考察することが、証明の手がかりになるらしいことが、最近の研究により解明されてきた。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Fujisawa, C.Nakayama: "Mixed Hodge Structures on Log Deformations"Rendiconti del Seminario Matematico di Padova. 110. 221-268 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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