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計算機支援による3次元双曲多様体の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15740033
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関東京工業大学

研究代表者

高沢 光彦  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (80323822)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード3次元多様体 / 双曲体積 / Colored Jones多項式 / Curve Complex / 計算機支援 / 双曲多様体 / 可視化 / 写像類群
研究概要

東京工業大学の大山洋史氏、小島定吉氏と共同で結び目の補空間に関する双曲体積とその他の不変量の関係に関する研究を行った。
SouteとBrockにより、3次元閉多様体Mに対して、種数gのHeegaard分解を与える写像によって定まるCurve Complex上の距離の最小値Pd(M)とMの双曲体積Vol(M)がLipschitzな関係にあることが示されており、閉でない多様体である結び目の補空間に対しても同様のことが期待される。
一方、結び目Kの補空間に対しては、colored Jones多項式CJ(K,n)のある特殊値をnに関して極限をとることにより体積が得られるというKashaev-村上-村上による体積予想があり、いくつかの結び目に対して証明がなされている。
これらをふまえて、結び目の補空間に関してCJ,Pd,Volの関係を調べることを行った。具体的には、結び目の中の系列の一つである2-bridge knot S(p,q)の補空間に関して、これらの不変量の計算を行った。
Pdに関しては、S(p,q)の種数2のHeegard分解を与えることにより上限を求めることができた。
CJに関しては、高田により2-bridge knotの場合の計算式が与えられているが、これを改良することで、特殊値を計算機上で大量に求めた。
多量のデータをグラフィカルに表示することにより、これらの間に予想された相関がみられることが観測された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Kitano, T.Morifuji, M.Takasawa: "L2-torsion invariants and homology growth of a torus bundle over S1"Proc.Japan.Acad.. 79, Ser.A, No.4. 76-79 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kitano, T.Morifuji, M.Takasawa: "L2-torsion invariants of a surface bundle over S1J"J.Math.Soc.Japan. (To appear).

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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