研究課題/領域番号 |
15740132
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
坂井 伸之 山形大学, 地域教育文化学部, 助教授 (00267402)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 一般相対論 / パルサー / 電磁場 / 磁気モノポール / ブラックホール / モノポール / 偏光 / 磁場 |
研究概要 |
1.パルサー磁気圏における大域的な一般相対論的方程式の導出 これまでのパルサー磁気圏における一般相対論的解析は、星表面の局所的な領域に限られていた。これによって、粒子加速における一般相対論的効果を明らかにすることはできたが、大域的なモデルを構築するためには十分でない。そこで次の段階として、電磁場を含むアインシュタイン方程式を、軸対称の仮定の下で数値的に解ける形に書き下した。そして、それを解くプログラムの開発に取り組んだ。本研究期間中にその完成に至らなかったが、これは世界的に前例のない試みであり、継続して取り組み近いうちに達成させたい。 2.磁気モノポールのダイナミクスとインフレーション宇宙の生成 磁気モノポールの古典的及び量子論的ダイナミクスを、thin wall近似(モノポールの境界をδ関数的な密度分布で近似)の下で解析した。その結果、定常なモノポールが、量子トンネリングまたはそのエネルギーを増加させることによって、インフレーション宇宙に遷移することがわかった。これは、適切な条件を満たす磁気モーンポールを実験室に用意すれば宇宙を作ることができるという、画期的な結果である。
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