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偏極光子による偏極ハイペロンの生成及び偏極移行量の測定

研究課題

研究課題/領域番号 15740153
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪大学

研究代表者

味村 周平  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10273575)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードハイペロン / 偏極 / 偏極移行 / ガンマ線ビーム / 編極移行 / γ線ビーム / ビームハロー
研究概要

GeV領域のγ線によるハイペロン生成を偏極移行量の測定により研究するのが目的である。実験はSpring-8のLEPSビームラインで行う。生成されたハイペロンの偏極量を測定するため、実験標的を囲むTPC(Time Projection Chamber)により崩壊粒子の非対称度を測定する必要がある。
前年度までにビームラインの整備を行った。TPCが高計数に弱いため、ビーム起源の計数を減らすためビーム径をコリメータなどで制限する必要がある。新たなバックグラウンド源とならないよう鉛コリメータの形状の最適化を行った。
今年度は効率良くデータ収集を行うためトリガー系の最適化を回路開発も含めて行った。これらの整備の後本実験を行った。総計20×10^<12>個のγ線を実験標的に照射した。簡単な解析によりΛハイペロンは8〜10×10^3個生成されていることを確認した。素過程に対応する陽子標的起源のΛハイペロンの生成数は数百程度であり、偏極移行量を出すには十分だが、その散乱角依存性やγ線エネルギー依存性を見るには統計量が不足している。解析の精密化により統計量の増加を目指した。今回の研究で得られた結果により、将来のγ線によるハイペロン生成における複偏極観測量の測定実験の可能性を示すことができ、更に発展する足がかりを与えた。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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