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高齢ドライバーの身体特性と運転操作の相互作用の解明と安全性向上の操作システム

研究課題

研究課題/領域番号 15760167
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関東京大学

研究代表者

小竹 元基  東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (10345085)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード高齢ドライバー / 交通事故 / 交通安全 / 身体特性 / 生活特性 / 運転特性 / 操作システム
研究概要

現在,高齢化の進展に伴い,高齢ドライバー数は年々増加傾向であり,その増加傾向をみると,欧米州諸国にくらべ,日本は極めて高い割合で増加している.そのため,高齢者がかかわる交通事故増加が問題になっている.近年の予防安全技術の向上により,交通事故死亡者数は減少傾向であるが,交通事故数はそのような傾向はない.それは"個人差の大きい"高齢運転者が運転しているからであり,まず,運転者-操作系-車両の関係をきちんと解明する必要がある.
本研究では,年々交通事故件数が増加している,高齢ドライバーの行動の特徴を把握し,不安全行動の抽出,その対策を提案している.特に高齢ドライバーは,個人差がとても大きいため,非高齢者層,高齢者層といった年齢の属性として,特性を整理することがとても難しい.そこで,高齢者個人ごとにデータを詳細に採取,個人ごとの特性把握し,不安全行動を1.認知,判断,操作行動という一連の流れである運転行動,2.解剖学的に身体制約から及ぼす操作行動に注目し,その要因抽出を行った.
本研究の前半は,高齢ドライバーの運転行動を,認知,判断,操作という一連の運転行動として定義し,それらがどのような特徴であるかを把握すると同時に,不安全行動を引き起こさせる要因を検討した.その結果,高齢者の運転特性は,身体特性,生活特性と大きく関連しており,経験や個々の意識の違いによるものが大きく,個人特性が大きいことが明らかになった.また,交通環境に応じて,注視移動量を変化できない不安全行動の高齢者がいることが明らかになった.
本研究の後半に関しては,解剖学的に関節可動域が減少する身体特性の制約条件に対し,どのような運転操作不安全行動を起こさせているか,その身体特性と操舵負担の関連性を明確化,その不安全行動を解決するための操舵操作システムの提案を行い,その有効性をシミュレータ上で,実証している.

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢運転者の生活・身体特性の基づく運転特性とその評価-運転環境が高齢者の運転特性に与える影響とその把握-2004

    • 著者名/発表者名
      濱口剛, 細川崇, 小竹元基, 鎌田実
    • 雑誌名

      日本機械学会 福祉工学シンポジウム2004講演論文集 04-42

      ページ: 177-180

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 高齢運転者の生活・身体特性の基づく運転特性とその評価2003

    • 著者名/発表者名
      小竹元基, 宇治信孝, 細川崇, 鎌田実
    • 雑誌名

      日本機械学会 第3回福祉工学シンポジウム講演論文集 03-28

      ページ: 77-80

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 小竹元基, 宇治信孝, 細川崇, 鎌田実: "高齢運転者の生活・身体特性の基づく運転特性とその評価"日本機械学会 第3回福祉工学シンポジウム講演論文集. 03-28. 77-80 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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